知らなかった 英単語今日の発見

映画、ドラマ、小説、ニュース。
毎日たくさん出会う知らないことば。
忘れないようにブログに残していきます。

飽きがくる、を英語で

2023年09月02日 | アガサ・クリスティ
 
クリスティの"Lord Edgeware Dies" も廉価版がありました。
でも、"Partners in Crime"と同じく、クリスティらしくない表紙なので、これも別の本からの借り物かも。

電子化がちょっとおかしくて、時々文の途中で不要な行が入ってます。

他にも何冊かあるKindle版はどれも同じような状態のようです。


 
ちゃんとしているのはこの正規版だけらしい。

"Lord Edgeware Dies"は多分日本語でも読んでなかったと思うので、時々変な改行があるくらいならまあいいかとこの安いバージョンで読んでます。


 
 
"Partners in Crime" もちょっとここ一行空いているのは変じゃない?と思えるところがありますが、文の途中で切れていることはないので、あまり気になりません。



これも純正品のこのバージョンはだいじょうぶ。

どちらも読めないということはないんですが、先にサンプルを読んでみてから決めた方がいいかもしれません。


"Partners in Crime""The Secret Adversary" で活躍したトミーとタッペンスが結婚して数年後という設定。

平穏でお金の心配もない生活にちょっと飽きたタッペンスが、何か起こらないかなあと贅沢な悩みを言っているとトミーがこういいます。

Is it me or the money that palls upon you?

pall は「棺」とか「陰鬱」という意味。
"pallbearer" 「棺を担ぐ人」ということばで目にすることが多いかな。

動詞の"pall" には「興味を失わせる、飽きを起こさせる」という意味があります。

この意味ではもう何度もメモしているのに、次に出会うとまた忘れているという、よくあるパターン。

トミーは「君が飽き飽きしているのは僕それとも金?」と聞いているんですね。

会話ではもっと簡単に"get tired"で言えちゃいそうだけど。
コメント (12)
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