……ふっふっふっ、皆さまぁ~、
恐怖と悲鳴が交錯する戦慄の読書ランドへ本日もようこそぉぉ~……
「ひィィィ~~~ッ!
ネーさのォ、おばかァ! こわいのォ、きらいィッ!」
テディちゃ、落ち着いて下さいな。
前回の記事ではオカルト専門TV局の物語を
御紹介いたしました……が!
今回は、はいっ、こちらを、どうぞ~!
―― 人狼伝説 ――
著者はセイバイン・ベアリング=グールドさん、
英原題は『The Book of Werewolves』、
日本語版副題には『変身と人食いの迷信について』とあります。
「ひィィ! おおきゃみィおとこォ!」
こちらの御本、小説ではありません。
とても真面目な研究書、
しかも、発行されたのは……
1865年!
「ひィィ――……むきょッ?
せんはッぴゃくゥッ……??」
そうです。
せんきゅうひゃく、ではなくて、せんはっぴゃく。
紛うことなき19世紀真っ只中の、
今から150年近くも昔に英国で出版されたものなのです。
著者のベアリング=グールドさんは
聖人研究家にして賛美歌作者、
民俗誌家、小説家、宗教哲学者でもあった大作家さん。
この『人狼伝説』は、
欧州に於ける人狼伝説を緻密に分析・研究したほぼ最初の、
非常に重要なテキストと言えましょう。
「ふァ~、けんきゅうのォ、ほんッ?」
蒸気機関が発明され、
夜の街路をガス灯が照らし、
地図の空白が消えてゆく
科学の時代――ヴィクトリア朝。
その一方で、吸血鬼ストーリーがヒットし、
霧の海を彷徨う幽霊船が目撃されます。
そして、現代。
リニアモーターカーの実用化が近付き、
人工衛星が軌道をめぐり、
地図の空白はとうに無く。
しかし何故か、ヴァンパイヤ小説は大人気で、
ゾンビも狼人間もホラー映画の常連さんです。
150年で、何が変わったのでしょう?
「ふむゥ~、えェ~とォ……?」
人狼伝説や変身譚を中心に
ヨーロッパ各地に伝わる伝承や記録を集めたこの御本は
見方によっては……
欧州版『遠野物語』かも?
後世に大きな影響を与えた名作、
活字マニアを自認する方々に、おすすめです!
「ふァ~、こわいィごほんでなくてェ、よかッたでスゥ~」
いえ、怖くなくもない、ですね。
なんたってノンフィクション、
収録されているエピソードには《事実》の重みがズシンと!
「ひィィィィ~~~ッ!
こわいィのォ~、やッぱりィ、ぱすゥ!でスッ」
恐怖と悲鳴が交錯する戦慄の読書ランドへ本日もようこそぉぉ~……
「ひィィィ~~~ッ!
ネーさのォ、おばかァ! こわいのォ、きらいィッ!」
テディちゃ、落ち着いて下さいな。
前回の記事ではオカルト専門TV局の物語を
御紹介いたしました……が!
今回は、はいっ、こちらを、どうぞ~!
―― 人狼伝説 ――
著者はセイバイン・ベアリング=グールドさん、
英原題は『The Book of Werewolves』、
日本語版副題には『変身と人食いの迷信について』とあります。
「ひィィ! おおきゃみィおとこォ!」
こちらの御本、小説ではありません。
とても真面目な研究書、
しかも、発行されたのは……
1865年!
「ひィィ――……むきょッ?
せんはッぴゃくゥッ……??」
そうです。
せんきゅうひゃく、ではなくて、せんはっぴゃく。
紛うことなき19世紀真っ只中の、
今から150年近くも昔に英国で出版されたものなのです。
著者のベアリング=グールドさんは
聖人研究家にして賛美歌作者、
民俗誌家、小説家、宗教哲学者でもあった大作家さん。
この『人狼伝説』は、
欧州に於ける人狼伝説を緻密に分析・研究したほぼ最初の、
非常に重要なテキストと言えましょう。
「ふァ~、けんきゅうのォ、ほんッ?」
蒸気機関が発明され、
夜の街路をガス灯が照らし、
地図の空白が消えてゆく
科学の時代――ヴィクトリア朝。
その一方で、吸血鬼ストーリーがヒットし、
霧の海を彷徨う幽霊船が目撃されます。
そして、現代。
リニアモーターカーの実用化が近付き、
人工衛星が軌道をめぐり、
地図の空白はとうに無く。
しかし何故か、ヴァンパイヤ小説は大人気で、
ゾンビも狼人間もホラー映画の常連さんです。
150年で、何が変わったのでしょう?
「ふむゥ~、えェ~とォ……?」
人狼伝説や変身譚を中心に
ヨーロッパ各地に伝わる伝承や記録を集めたこの御本は
見方によっては……
欧州版『遠野物語』かも?
後世に大きな影響を与えた名作、
活字マニアを自認する方々に、おすすめです!
「ふァ~、こわいィごほんでなくてェ、よかッたでスゥ~」
いえ、怖くなくもない、ですね。
なんたってノンフィクション、
収録されているエピソードには《事実》の重みがズシンと!
「ひィィィィ~~~ッ!
こわいィのォ~、やッぱりィ、ぱすゥ!でスッ」