テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

忘れじの、画家さんに。

2010-06-12 23:18:22 | ミュゼ
「ふひゃうゥ~、あちちィ~!」
「ぐるるがるる~!」(←訳:真夏みたいだよぅ~!)

 夏さながらの気温となった今日の関東地方、
 そんな暑い中、週末だというのに、
 いえ、週末なればこそ!
 久々にお出掛けをしてきましたよ~♪
 こんにちは、ネーさです。

「こんにちわゥ、テディちゃでスゥ~!」
「ぐるがる~!」(←訳:虎です~!)

 えっさ、ほいさの、てくてく、よろよろと、
 私たちが出向いた先は、
 神奈川県の平塚市にあります
 『平塚市美術館』!
 ここで6月13日まで開催されておりますのが、


           
                 《長谷川りん二郎 展》

 

 (『りん』は『隣』という字の部首をサンズイにしたものです)
 副題に『――平明・静謐・孤高――』とあります。

「いまァ、ちゅうもくのォ、がかさんッ、でスよッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:油絵だから洋画家さんだね!)

 今回、初めて大規模な回顧展が企画された
 長谷川りん二郎さん(1904~1988)。
 展覧会の図録を兼ねた画集が刊行され、
 その書評や、展覧会の模様がメディアで取り上げられ、
 急速に有名になってきたようです。

 けれど、活字マニアさんたちには、
 りん二郎さんのお兄さんは
 林不忘(はやし・ふぼう)さん!
 と申し上げた方が、
 へええ!
 と興味を抱かれるかもしれません。
 
「えいやッ! とうゥ! なのでス!」
「がるぐるがる~!」(←訳:丹下左膳の作家さんでしょ!)

 隻腕にして隻眼の剣士・丹下左膳さんを主役とする
 ジェットコースター時代劇の作者、林不忘さんの本名は、
 長谷川海太郎さん。
 
 海太郎お兄さんは、弟のりん二郎さんを
 とても可愛がっていらしたそうですよ。
 りん二郎さんも、お兄さんを見習ってか、
 一時期は探偵小説を執筆してもみましたが、
 ゆきついたのは、画家の道でした。

「ふしぎなァ、がかさんッ、でスよゥ~!」
「ぐるがるるがる!」(←訳:静物画がすごいんだ!)

 風景を中心とした前期、
 静物画を多く描いた後期をともに網羅する
 120余点の作品が集められた今回の企画展、
 偉業です! 炯眼です!
 美術館のスタッフさんたちに、大拍手を!
 よくぞここまでやって下さいました~!

「ぱちぱちぱちィ~!」
「がるがる~!」(←訳:素晴らしぃ~!)

 りん二郎さんの画業については……
 到底ここでは書き切れません!
 いつか回を改めて御紹介したいと考えておりますが、
 東京や神奈川にお住まいの方々、
 今ならまだ間に合います!
 お時間があれば、
 平塚市美術館へ、ぜひ~!

「13にちまでェ、でスよゥ!」
「がるがるぐるぐる!」(←訳:急いで急いで!)

 なお、《長谷川りん二郎展》はこの後、
 下関や、北海道、宮城の美術館にも巡回する予定です。
 詳しい日程など分かりましたら
 またお報せしますね~!
コメント
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