トマトの実は、今日も……変化なし、でございます。
明日も晴れますように、トマトくんが日焼け、じゃなくて
元気に育ちますように、と祈るネーさです、こんにちは。
「こんにちわゥ、テディちゃでス!」
「ぐるる!」(←訳:虎です!)
さて、6月に入った本日、御紹介いたしますのは……
正統派の短編ミステリ!ですよ。
こちらを、どうぞ~!
―― 林真紅郎と五つの謎 ――
著者は乾くるみさん、画像のノベルズ版は’03年8月に発行されました。
現在は’06年に発行された文庫版が入手容易となっています。
「むッ?
ネーさ、なにかァかいてあるでスよゥ?」
「ぐるるっ、がるるる~…」(←訳:ホントだっ、表紙の上の方に……)
ええ、これはね、題名を外国語で書いたものなんですよ。
なんと、日本のミステリでは珍しいことに、仏語で!
『HAYASHI SHINKUROU ET LES CINQ MYSTERES』――
なんだかカッコいいわね~♪
「わほゥ、おふらんスッ??」
「ぐるるがるる?」(←訳:中味もおフランス?)
御安心下さい、
中味はバッチリ日本語です。
ですが、おフランス的エスプリがさり気な~く漂っている、
と言えるかもしれませんね。
理路整然としているけれど、
どこかヘンテコで、ユーモラスで、
登場人物さんたちも
ちょいっとヒネリが効いていて、
でももしかしたらズレてる?というキャラなんです。
林真紅郎さんは、法医学者さん。
ただ……愛する奥さんを亡くしたことから、
大学を辞めてしまい、
最近は家でぼんやりしたり、
暇潰しにTVを観たり……。
「うむゥ~、こころのォきゅうかちゅうゥ、なのでスねッ」
「がるるるぐるる~!」(←訳:休暇は誰にも必要さ!)
そこへ、電話が鳴りましたよ。
長兄の奥様に、暇であることを見込まれて、
娘の仁美ちゃん――真紅郎さんの姪っ子ちゃんの付添いを頼まれたのです。
ええ~?
コンサート?
だって僕は……
真紅郎さん、実は身長190センチのノッポさんなのでした。
会場で僕の後ろに座る人、可哀想に……
と、自分でも思わないでもありません。
「♪せのォ、たかいィ~ひとはァ~♪」
「ぐるるがる!」(←訳:そんな歌があったね!)
渋る真紅郎さんの声は届かず、
姪っ子ちゃんの付添いで出掛ける羽目になったのですが、
コンサートでは不思議な出来事が……?
かわいい姪っ子ちゃんのエスコート役が探偵さんに一変する
第一話『いちばん奥の個室』、
安楽椅子ミステリの名作『隅の老人』への
オマージュともとれる
第三話『陽炎(かげろう)のように』が、
ネーさイチ押しの作品です!
暗号ミステリ『過去から来た暗号』も
本格派ファンさんにはおすすめ!
あ、そうそう、
第五話の『雪とボウガンのパズル』は、
J・D・カーさんへのオマージュ? それとも挑戦状でしょうか?
「ちょうせんッ?
よゥしッ、かかッてこォ~いィッ!」(←ファイティングポーズしてます)
「ぐるるぐるるっ!」(←訳:審判は僕に任せてっ!)
腕に、いえ、頭脳におぼえあり!という御方は、
ぜひ真紅郎さんと推理合戦を~!
明日も晴れますように、トマトくんが日焼け、じゃなくて
元気に育ちますように、と祈るネーさです、こんにちは。
「こんにちわゥ、テディちゃでス!」
「ぐるる!」(←訳:虎です!)
さて、6月に入った本日、御紹介いたしますのは……
正統派の短編ミステリ!ですよ。
こちらを、どうぞ~!
―― 林真紅郎と五つの謎 ――
著者は乾くるみさん、画像のノベルズ版は’03年8月に発行されました。
現在は’06年に発行された文庫版が入手容易となっています。
「むッ?
ネーさ、なにかァかいてあるでスよゥ?」
「ぐるるっ、がるるる~…」(←訳:ホントだっ、表紙の上の方に……)
ええ、これはね、題名を外国語で書いたものなんですよ。
なんと、日本のミステリでは珍しいことに、仏語で!
『HAYASHI SHINKUROU ET LES CINQ MYSTERES』――
なんだかカッコいいわね~♪
「わほゥ、おふらんスッ??」
「ぐるるがるる?」(←訳:中味もおフランス?)
御安心下さい、
中味はバッチリ日本語です。
ですが、おフランス的エスプリがさり気な~く漂っている、
と言えるかもしれませんね。
理路整然としているけれど、
どこかヘンテコで、ユーモラスで、
登場人物さんたちも
ちょいっとヒネリが効いていて、
でももしかしたらズレてる?というキャラなんです。
林真紅郎さんは、法医学者さん。
ただ……愛する奥さんを亡くしたことから、
大学を辞めてしまい、
最近は家でぼんやりしたり、
暇潰しにTVを観たり……。
「うむゥ~、こころのォきゅうかちゅうゥ、なのでスねッ」
「がるるるぐるる~!」(←訳:休暇は誰にも必要さ!)
そこへ、電話が鳴りましたよ。
長兄の奥様に、暇であることを見込まれて、
娘の仁美ちゃん――真紅郎さんの姪っ子ちゃんの付添いを頼まれたのです。
ええ~?
コンサート?
だって僕は……
真紅郎さん、実は身長190センチのノッポさんなのでした。
会場で僕の後ろに座る人、可哀想に……
と、自分でも思わないでもありません。
「♪せのォ、たかいィ~ひとはァ~♪」
「ぐるるがる!」(←訳:そんな歌があったね!)
渋る真紅郎さんの声は届かず、
姪っ子ちゃんの付添いで出掛ける羽目になったのですが、
コンサートでは不思議な出来事が……?
かわいい姪っ子ちゃんのエスコート役が探偵さんに一変する
第一話『いちばん奥の個室』、
安楽椅子ミステリの名作『隅の老人』への
オマージュともとれる
第三話『陽炎(かげろう)のように』が、
ネーさイチ押しの作品です!
暗号ミステリ『過去から来た暗号』も
本格派ファンさんにはおすすめ!
あ、そうそう、
第五話の『雪とボウガンのパズル』は、
J・D・カーさんへのオマージュ? それとも挑戦状でしょうか?
「ちょうせんッ?
よゥしッ、かかッてこォ~いィッ!」(←ファイティングポーズしてます)
「ぐるるぐるるっ!」(←訳:審判は僕に任せてっ!)
腕に、いえ、頭脳におぼえあり!という御方は、
ぜひ真紅郎さんと推理合戦を~!