ひまわり先生のちいさな玉手箱

著書「ひまわり先生の幸せの貯金箱〜子どもたち生まれてきてくれてありがとう」

《他人と過去は変えられない》

2016年04月03日 | カウンセリング
帰国しました。公園の満開の桜に癒されてます
《他人と過去は変えられない》

よく相談を受けます。

心のことを勉強する前は、

相談者がアドバイスも聞いてくれず、状況や状態が悪化すると、

相談を受けた私まで苦しくなってました。

「他人と過去は変えられない」

と、習って、とても楽になりました。


相手が相手の意志や偶然の出来事などで変わることはあっても、
私が相手を変えることは出来ないということ。

私が変えられるのは、今の私自身だけ。

私が変わり、相手との関係性の中で相手が変わることは、あります。

ただ、相手が変化することを目的としたカウンセリングは、ないのです。

あくまで主体は、自分。

相談してもらう時、こんな私でもサポートできることに喜びを感じます。

根底には、自分もOK、相手もOKという大切な考え方があります。

人間は、行動を間違うことはありますが、本質的には価値があり、尊厳があるということ。

そして、生まれながらにして、生きようとし、大切に扱って欲しいと願い、かまって欲しい、愛されたいと願い、人にも優しくしたい、人と親密になりたいと思う、
それが叶うと心地よく、
叶わない時に心地よくないからあの手この手で訴えるために、問題行動になることもある。

私たちは、元々人に関わりたいと願っていて、人の幸せも願い、自分も幸せになりたいと思っている。

こうした本質的なことを理解していると、今、目の前にいる人が
頑固でも
回避的でも
批判的でも
そのままを肯定できる。

どうやら、相手を変えようとする時にイライラしたり、悲しくなったりするらしい。

そして、変化への怖れを抱えつつ、変化したいと願った時にはサポートをするのが私の役目。ひとの痛みに共感する優しさを持ち

怖くても自分の問題に向き合い、立ち向かう勇気を持ち、

体験から得た熟達した知恵を豊富に持ち、

自分も相手も信頼し、

「自分は完全でない」と心から理解している謙虚さを持ち、

分け隔なくすべてをそのまま受け止め、相手の幸せを心から願うことのできる慈しみを持って

人に接したい。それが、私の目指す姿。
コメント (2)
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