大学院に入学したばかりの頃の話。
臨床心理学の講義の後に、皆んなで食事にでかけた。
思い切って、大学院の先生もお誘いした。
講義が終わっているプライベートな時間にもかかわらず、先生は、私たちの相談を聴いてくれた。
私は、先生にこんな話をした。
東北の震災の後、被災地に赴き、
多くの方と接し、お話を聴いたり、子どもたちと遊んだりしたけれども
話を聴いたり、遊んだだけで、何もできなかったと打ち明けた。
その時、先生が、ただ目を閉じてじっと私の話に耳を傾けてくれた。
先生は、目を閉じて、じっと、じっと聴いてくださった。
そのご様子を今でも忘れない。
それから、じっくり、じっくり言葉を選んで、
以下の様なことをおっしゃった。
「無力でない。微力なだけだ。
あなたが、はるばるそこに赴いたというだけで価値がある」
過去も他人も変えられない。
しかし、ある人が、不完全でありながらも、ありのままで居る時、
関係性の中で、相手が変化することもある。
変化しないこともある。
覚えておきたいのは、私たちは、何もできないのではない。
無力ではない、微力なだけだ。
あなたが、その人のそばに居るというだけで価値があるということ。
臨床心理学の講義の後に、皆んなで食事にでかけた。
思い切って、大学院の先生もお誘いした。
講義が終わっているプライベートな時間にもかかわらず、先生は、私たちの相談を聴いてくれた。
私は、先生にこんな話をした。
東北の震災の後、被災地に赴き、
多くの方と接し、お話を聴いたり、子どもたちと遊んだりしたけれども
話を聴いたり、遊んだだけで、何もできなかったと打ち明けた。
その時、先生が、ただ目を閉じてじっと私の話に耳を傾けてくれた。
先生は、目を閉じて、じっと、じっと聴いてくださった。
そのご様子を今でも忘れない。
それから、じっくり、じっくり言葉を選んで、
以下の様なことをおっしゃった。
「無力でない。微力なだけだ。
あなたが、はるばるそこに赴いたというだけで価値がある」
過去も他人も変えられない。
しかし、ある人が、不完全でありながらも、ありのままで居る時、
関係性の中で、相手が変化することもある。
変化しないこともある。
覚えておきたいのは、私たちは、何もできないのではない。
無力ではない、微力なだけだ。
あなたが、その人のそばに居るというだけで価値があるということ。