やっと、体罰は暴力である、犯罪であるという社会的風潮が形成されてきました。尊い命をいくつも犠牲にしてやっと。
わたし、7年前にある懇談会の司会をしました。
このこと、少し前にも書きましたが、ある出席者と論争になりました。
こちらです。↓
http://blog.goo.ne.jp/coffeecup0816/d/20130109
その時の「宮っ子」の記事がこちらにあります。
http://miyakko.nishi.or.jp/MIYAKKO-SYSTEM/Found_Page?gou=276&areacd=25&page=2&next=next
しかし、ここには、そのやりとりは全く載っていません。
記事の最後に、司会者の発言として「体罰は暴力です」云々と載せてもらってます。
あれから７年も経ってやっとです。
木津川計さんの『ことばの身づくろい』という本を読み終わった。
色々併読しているので、時間がかかった。
今日読んだところで「えっ？」と思った箇所がある。
「文芸運動が興らねば」という項。
文化庁による「国語に関する世論調査」の結果（04年7月30日・朝日）。
語句の意味を選ぶ質問と回答率。（16歳以上の2206人が回答）
[檄を飛ばす]
① 元気のない者に刺激を与えること……７４，１％
② 自分の主張や考えを広く人々に知らせて同意を求めること……１４，６％
驚きました。これ、９年前です。今ならもっと数字は変わっているかも。
スポーツ新聞などはみな①の意味で「ゲキを飛ばす」などと毎日のように紙面に使ってますからねえ。読書をしない人はみなそれを正しいと思ってしまいますよね。それにしてもヒドイ。高島俊男先生も、もう何年も前にお怒りだったが、そのうちこちらが市民権を得てしまいそうだ。もうすでに得ているか？
他にも「姑息」、「憮然」、「さわり」など誤解されやすい言葉はみな正解率５０％以下でした。
