喫茶 輪

コーヒーカップの耳

「リヴィエール」199号と「現代詩神戸」288号

2025-03-10 18:55:55 | 

詩誌二冊、神戸の詩人永井ますみさんからお贈りいただきました。

双方とも長く続いている詩の雑誌です。

特に「現代詩神戸」は昔からお贈りいただいているのですが、感慨深いものがあります。

書き手がすっかりと変わってしまいました。鬼籍に入られた方が多いのです。

あるいは老齢で筆を折った方とか。そんな人たちのお顔が懐かしく思い出されます。そしてその作品も。

さて、この二冊。どちらも気を衒ったような作品はほぼないので、わたしでも安心して読めます。

「現代詩神戸」の中の横井司さんの「尼崎」が面白かったです。作者の横井さんとは面識がありませんが、わたしと同年代でしょうか。

同じく「現代詩神戸」の「あとがき」が興味深かったです。今 猿人さんの「推敲」に関する記述。

前置き(主旨の理由)があるのですが、それは略して、

《あなたは書き終えた詩作品について、十分に推敲されますか?私?私はそんなのしないでいいなら、しないで済ましたい方ですねえ。(略)そもそも読み手の為に詩を書いている訳でもないので、どうしてもそうなるのです。それとも、もしかしてあなたは、他の人に読まれる事を意識して書いておられます?(略)》

刺激的な文章ですね。考え方は人それぞれでしょうが、少なくともわたしはちょっと考えが違います。

興味のある人は『現代詩神戸』288号を入手して全文をお読みください。

 

 

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