今日は珍しいお客様が。
K玉さん。開店以来よく来て頂いていた人。「日本盛」に出入りの人だったが、最近は不況で用がなくなり、一年ぶりぐらいか。
昔の話題になる。
「Tちゃんはどうしてる?」と聞くと
「もうリフトには乗ってない。地べたで力仕事してる」と。
それは良かった。彼はしょっちゅう事故を起こしていたから。
「W松ちゃんは?」
「元気にしとるで。今は昼までの仕事」
「若い彼女とはまだ一緒?」と聞くと
「もう若うはないけど、一緒におる」
「A井君とは会います?」
「うん、会うよ。将棋、やっとる。仕事は前のとこやめて、マッサージの仕事やっとったけど、腱鞘炎になってやめた。今、遊んどるけどあの子はなんでか借家持っとるから余裕がある」
そのほか懐かしい人の消息を聞く。
曲がりなりにも店を開けているから、こんな情報が得られる。が、いつまで続けられるか?
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逸見憲一さんも久しぶり。
体調を悪くされていて、少し痩せられた様子。
杉山平一先生や宮崎修二朗先生の話題など。
この人は明治政宗と呼ばれた、「逸見東洋」の祖孫にあたる人。
また現役の時には色んな文化人と交流を持っておられた人でもある。しかし自らそのことを語られることはない。心のうちに含羞を持つ人だ。