喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『まるたけ」創刊号読了

2024-09-21 10:36:53 | 文芸

昨日いただいた俳句誌『まるたけ』を読了、いや、ざっと句だけ斜め読みです。精読は出来てません。

わたしの目に留まった句を上げます。あくまでも俳句には素人のわたしですが。

 

主宰者塩見惠介氏。

〇柳へも触らせにゆくランドセル

〇風光る抜き忘れたる躾糸

〇蝙蝠が夕日の睫毛だったころ

〇門口に金魚飼いたる天麩羅屋

 

平田和代さん

〇 水温む鍬さっくりと立ててある

 

斎藤よひらさん

〇しゃぼん玉あちらのお客様からです

 

馬場叶羽さん

〇柴漬のやさしいかたち花の雲

 

奥野和憲さん

〇九号線夕暮れ過ぎの昇り竜

〇髪切りて半夏生かなファーストラブ

 

赤川京子さん

〇左手でしっかり押へ初日記

 

板垣華蓮さん

〇傷癒すごとく山には雪残る

 

岡田ひろ子さん

〇白味噌の雑煮に光あふれをり

 

岡田清美さん

〇暦などどうして知るか彼岸花

 

川越来留美さん

〇秋を待つ四角い中庭本閉じる

 

黒田公平さん 

〇トラックを選手駆け抜け雲の峰

 

鈴木知子さん

〇突如ヘッドライトに暴かるる紅葉

 

高橋康子さん

〇凧の龍鴨川の風比叡の風

 

高安陽子さん

〇ほたほたと亡母のスリッパ春の宵

 

武本保彦さん

〇秋の蝶糺の森の古書の市

 

田邊好美さん

〇風鈴や花嫁の父の髭を剃る

 

中原覚(さとり)さん

〇入学式手足生えたるランドセル

 

益田幸江さん

〇自転車のカゴに柴犬花吹雪

 

松尾唯花さん

〇だれにも言わないでという白い息

 

村川歩里さん

〇たんぽぽをつつんで丸くなる両手

 

楽しませていただきましたが、あくまでも素人判断です。お許しを。

 

 

 

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