喫茶 輪

コーヒーカップの耳

中一生との一局

2022-05-27 09:52:51 | 将棋
昨夜の用海将棋会での一局。
大熱戦だった。
相手は中学一年生のI君。
わたしが長く指導してきた子である。
今年、難関校のN中に合格した秀才。
彼が最初にわたしの前に現れた時はまだ幼稚園だった。
その時、「わっ、この子は!」と思ったのだった。
こんな子がプロに行くんだろうなと思った。
だが彼は一人っ子。うかつにプロへの道は勧められない。
プロになることが幸せとは限らないし。
なる子はなるだろうし。
写真は昨夜の将棋の最終盤を思い出しての再現図。



ここに至るまでには何度も「詰めろ逃れの詰めろ」などが応酬され、将棋の醍醐味を味わっていた。
強くなったなあ!と思いながら。
便宜上後手のわたしを手前にしてます。
I君が1六歩としてきたところ。多分これが疑問手。
多分詰めろになってないでしょう。
詰めろでないなら、8一龍で安全勝ちなのですが詰めに行きました。
3二銀成。最後は1六の地点で詰んで、わたしの勝ちになりました。15手詰め。
ところがどうも勝った気がしない.
で、今朝から研究したのですが、I君の逃げ方に疑問があったようで、
正確に対応されていたら、わたしの負けだったようです。
しかし、強くなってくれたものです。
わたしも弱くなったとはいえ、まだ三段ぐらいはありますのでね。
N校将棋部で鍛えられるのですから、もう半年したら全く勝てなくなるでしょう。
楽しみなことです。

追記 読者から指摘がありました。「5二金から簡単な詰みがあります」と。
あらホントだ。9手詰めだ。3二銀成からの筋しか読んでませんでした。お恥ずかしい。

『コーヒーカップの耳』おもしろうて、やがて哀しき喫茶店。
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