姫路文学館へ行ってきました。
開催中の「坂本遼展」を観に。
よくもまあ、これだけの資料を展示できたものだと思いました。
学芸員さんのご苦労が忍ばれます。
草野心平、竹中郁を初め坂本遼に接触した幾多の文学者の直筆書簡や生原稿その他。
みな時の流れをしみ込ませて、しかしその時の文学者の息づかいを感じさせるものでした。
これだけのものに、もう再び会えることはないでしょうね。
坂本の最後の仕事といってもいい児童雑誌『きりん』も貴重な資料が並べられていて、あの時代の兵庫県の詩人の無私の仕事を思わずにはおれませんでした。
今から思えば日本の児童文学の歴史にとって、とてつもない大きな仕事だったと思います。
ああ、凄い。坂本遼、竹中郁、足立卷一。
この写真(昭和50年・第5回たんぽぽ忌)は、イベントルームで上映されているものをわたしが写したもの。
左から足立卷一、竹中郁、草野心平。
帰りに、姫路の古書店「続・書肆風羅堂」さんに寄ってみましたが、お休みでした。
残念。