M岡さんが昭和42年発行の「大阪文学」のコピーを送ってきて下さった。
足立巻一先生の詩ほか、わたしが興味を持ちそうなページを。
これはその目次。
先年亡くなられた福中都生子さんや清水正一さんなど懐かしい名前が見える。
足立先生の詩は「鉄道」と題された散文詩だが、いかにも足立先生の作品だ。
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わたしは読んだ覚えのない詩だが、人間臭い息使いが聞こえて来そうである。
M岡さんは、足立先生と縁のあった清水正一さんの作品のコピーもお送り下さった。
これもわたしの知らない詩だったが、清水さんらしい庶民の詩。
そしてM岡さんは、編集後記のページもコピーして下さっていた。
これがいい。こんなことが書いてあります。
―先号にも書いたが、小誌を利用して、己れをよくしようとする人のあることを言ったが、それに対して抗議を申し出た人があった。だが、そのことは事実であるから、唯、その人の氏名を公表しないだけのことだ。そういう人たちは、一日も早く、文学の場から去って、儲かる仕事に専念したらよいのだ。―
編集発行人の河原義夫氏が書いておられる。
毅然とした文章ですねえ。宮崎修二朗翁の口から出そうな言葉です。
M岡さん、ありがとうございました。
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