喫茶 輪

コーヒーカップの耳

「リヴィエール」179号

2021-11-11 09:46:35 | 
詩誌『リヴィエール』179号を神戸広陵町の詩人、永井ますみさんからお贈りいただきました。
いつもありがとうございます。



中で目に留まった詩、曽我部昭美さんの「ぽつん ぽつん」です。

なんか不思議な詩ですね。
一連目の「近所で」と終連の「田んぼで」を連の終行に置いてあるのが効果的で。
特に最後の「田んぼで」が、いい間ですね。
とぼけた味わいもあって面白い詩だと思いました。

八幡堅造さんの「T高校が目と鼻の先にある長屋」。
←クリック。
わたしにはちょっと身につまされる話です。
このような詩がほかにもあって、例えば石村勇二さんの「いてくれるだけでいい」なんかも気にかかってしまいます。
『リヴィエール』は庶民という言葉は使いたくないですが(これに代わる適当な言葉はありませんでしょうかねえ)普通の生活をしている人の詩誌ですね。
さて、永井さんの作品。「防人歌」です。
←クリック。
よく勉強しておられますねえ。詩を書くものは古典も必須だとは思っても、わたしなんかはなかなかです。

そして永井さんのエッセイ、「刺繍のことなど」です。
←クリック。
刺繍をしないわたしにはちんぷんかんぷんの言葉が続出していて、それが面白かったりするのです。
しかし、お忙しい永井さん、よくもそんなことがしてられますねえ。
まあ、忙しい人ほど時間を有効に使うものなんでしょう。
仕事を頼むには暇な人より忙しい人に頼む方が早く片が付くともいいますからねえ。

ただしわたしも多少忙しくしてますが、要領が悪いのでダメです。

imamura kinjiの最近の主な著書。
『触媒のうた』
『コーヒーカップの耳』
『縁起・小墓圓満地蔵尊』
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