喫茶 輪

コーヒーカップの耳

「現代川柳」第6号

2023-07-29 16:55:26 | 文芸

この前ちょっと書きました。
現代川柳」通巻89号のこと。
大西俊和さん追悼のことを書きました。

今日はメーン記事、7月の会員自選作品「月の抄」から、わたしの目に留まった句を紹介します。
わたしは川柳については素人ですので、その作品の巧拙には責任を持ちません。悪しからず。

中野文擴さん   茶を一杯ほどの生涯振り返る

宇野弘子さん   誘ったらホントに君が来るなんて

太田牧子さん   これからを歩ける足に鍛えてる

片山浩葉さん   運のいい兄に良いとこ持ってかれ

鈴木厚子さん   このまんま老いてゆくのは物足りぬ

鈴木厚子さん   言わなくて良かった好い人でいられそう

道家えい子さん  どうよ私 後期高齢花の時

宮本緑さん    不器用な生き方出来たあの昭和

門前喜康さん   ノンアルをガブ飲みしてる友と飲む

吉田利秋さん   ウラーッの叫びロシアが嫌になる


ほかにもいいのがありますが、このぐらいで。
また川柳以外にいい散文も載っていて読みごたえがあります。
ありがとうございました。

『触媒のうた』日本文学愛好者、必読の書。

『コーヒーカップの耳』人間好き、必読の書。


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