この前ちょっと書きました。
「現代川柳」通巻89号のこと。
大西俊和さん追悼のことを書きました。
今日はメーン記事、7月の会員自選作品「月の抄」から、わたしの目に留まった句を紹介します。
わたしは川柳については素人ですので、その作品の巧拙には責任を持ちません。悪しからず。
中野文擴さん 茶を一杯ほどの生涯振り返る
宇野弘子さん 誘ったらホントに君が来るなんて
太田牧子さん これからを歩ける足に鍛えてる
片山浩葉さん 運のいい兄に良いとこ持ってかれ
鈴木厚子さん このまんま老いてゆくのは物足りぬ
鈴木厚子さん 言わなくて良かった好い人でいられそう
道家えい子さん どうよ私 後期高齢花の時
宮本緑さん 不器用な生き方出来たあの昭和
門前喜康さん ノンアルをガブ飲みしてる友と飲む
吉田利秋さん ウラーッの叫びロシアが嫌になる
ほかにもいいのがありますが、このぐらいで。
また川柳以外にいい散文も載っていて読みごたえがあります。
ありがとうございました。
『触媒のうた』日本文学愛好者、必読の書。
『コーヒーカップの耳』人間好き、必読の書。