喫茶 輪

コーヒーカップの耳

父の遺品

2013-12-21 10:38:47 | 懐かしい話

少し前になるが豊中に住む次弟がやってきた。
その時に、こんなものを託して行った。

Cimg8317
父の遺品である。
父は昭和36年に死んだからもう52年の昔。
この弟がまだ12歳の時だ。そしてわたしは17歳。
これらの遺品にわたしも微かに覚えがある。
12歳の子どもが、わたしの知らぬ間にこれらを自分の中の父の思い出として所持していたのだ。
そして結婚してからも大切に所蔵していたのだ。
いかにも子どもが興味を持ちそうなもの。
しかも邪魔にならない大きさだ。
途方に暮れた当時を思い出すと、なんか胸が熱くなります。
煙管はよく覚えている。藁すべで掃除をしていたことなど。煙草入れはサクラの木の皮で作られている。そして戦時色を表す小物。
弟の子は女ばかり二人だったが、二人とも結婚して家を出ている。
ということはこれらの遺品を継ぐ者がいないというわけだ。
父の仏壇にでも入れておこう。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
貴重品ですね。 (Unknown)
2013-12-22 19:23:39
貴重品ですね。
大事にしてください。二度と手に入りませんよ。
返信する
ハイ、捨てるわけにはいきません。 (akaru)
2013-12-23 08:39:08
ハイ、捨てるわけにはいきません。
返信する

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