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庄野英二の初公開書簡

2018-02-27 11:51:54 | 本・雑誌
T石さんからお借りしている『帝塚山派文学学会』を読み進めていて、興味深い箇所があった。
潤三との往復書簡だが、この本で初公開だという。
←二段階クリック。
庄野英二さんから弟の潤三さんへの書簡。
英二さんは、足立巻一先生たちが出しておられた『苜蓿』の表紙絵を描いておられた。
その絵のことに関して。
絵の教室で誉められたことを、「人間六十四歳(後十日間)になっても賞められるのはうれしいことじゃ。」と書き、
そのあとの方で、
「現代画家で林武と梅原が出ていたが、あの程度ならこちどらもまけやせぬ。(このこと世間に他言無用)」と。
ここ読んでわたし、声を出して笑ってしまいました。
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