喫茶 輪

コーヒーカップの耳

『立方体の空』

2021-12-20 19:08:51 | 
「ポエム&ギャラリー喫茶あいうゑむ」のオーナー、福永祥子さんの詩集『立方体の空』(2014年・ぽっと舎刊)です。



絵がきれいので表裏両表紙をお見せします。
帯は外しました。
どなたの絵かなと思ったら納健さんでした。さすがです。
JR西宮駅の辺りでよくお見掛けしていたのですが。
お元気なのでしょうか?

帯文は映画監督の濱口竜介さんが書いておられます。
表紙には「そうか、 この海が 福永さん なのだ」。裏表紙には「海から魚が飛び跳ねるみたいに”!”が出て来ると「ああ、僕の知ってる福永さんだ」と安心する。でも、詩は深い海としてここにある。」
濱口さんはこの詩集を「海」に喩えられています。
(因みに福永さんは、あるきっかけから濱口監督の映画に出演されたことがあると、添えられたプリントで知りました。エキストラではない。十数回も撮り直しされるようなセリフのある役だったと。)
わたしはまだ中ほどまでしか読んでいませんが、「空の雲」ですね。
いろんな雲が次々とやって来て、流れて行く。雲は白いだけではなく、色も形も多彩なもの。
その背景に青い大きな空があります。そんな感じ。
全体に、作者の心象風景が描かれている、と思います。
その詩的レベルは高く、わたしの貧弱な感受性では受けきれません。
そんなわたしでも胸に響いた詩を一篇。
←クリック。
「笛の音に響いて」です。

あと半分ほど、福永さんの世界に浸ることにしましょう。

「ポエム&ギャラリー喫茶・あいうゑむ」さんには一度お伺いしたいと思っている。
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