ようこそ。 地理の部屋と佐渡島へ。300 「あしあと」

　浜辺に残る鳥の足跡。　あしあと．．。

　私も残してきてはいるものの、私の足跡
を自然とは誰も思わない。

　ではこの鳥の足跡は？　と問われると、
これは自然の足跡と人は言うはずである。

　無為の世界においてのルールは、本来の
自然に委ねられるものである。過酷ではあ
るものの、そのルールは単純明快である。
　そう考えると、私の残してきた浜辺の足
跡は、自然の重みを汚すもの以外の何者で
もない。


　さて、先日小泉首相が言ったことが気に
なる。ご自身がとある神社へ参拝すること
が思想信条の自由であると述べていた。


第十九条 　

思想及び良心の自由は、これを侵してはな
らない。


　確かに、一個人であるとするならそれで
よろしいのであろう。だが、一国の首相の
言動として考えると、それには異論がある
し、懐疑的にならざるを得ない。


　当方が、明確な思想を表明することは今
まで無かったが、この方の言動に関しては
他国の論評を待たずとも、自国の批判だけ
は真摯に受けて欲しいと願う。


　他国との関係悪化を危惧する事への、反
論に首相は論の根底を置き、弁明に終始す
るが、私は自国民の反論へこそ、その良識
ある見解を述べて欲しい。
　廣島や長崎、沖縄、東京、そして私の住
まう長岡市において．．。


　良識ある見解を述べずして、他国の批判
をモチーフにしたまやかし。私は見逃した
くはないのだが、皆さんはいかがか．．？


　先の戦争において、国内の各地で何があっ
たのか。そして、他国において何をしてき
たのかを、今こそ考えるべきは後世の者の
つとめなのだと思っている。


　それが広く国民に等しくあるなら、それ
こそ幸せの極みである。一国の首相として、
この方の言動は、汚点を残す足跡とならね
ば良いが。


　と意見を述べる当方とて、そんな立派な
ことを言える人間ではない。ただ、私は、
死んだ祖母の言葉を忘れない。


・あれが（私の父）不憫でならならんちゃ。

・勲章もらうより、（子を、母の兄達）
　返してほしいっちゃ。

　
　人の歩んできた道を、頼る足跡として後
世の者が辿る事があるなら、今回ばかりは
この道、通るべからずと立て札を立てたい。


　ようこそ地理の部屋と佐渡島。ついに300号
と相成った。晩酌もいい加減進んで、ほどほど
にせねばと思った後のコメントである。
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写真撮影：2006.3.25
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2006年　地理の部屋と佐渡島　yokoso_300
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http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
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