両津湾奥から鷲崎の向こう、弾崎までの(両津湾岸の)海岸線を内海府というが、県道佐渡一周線を進んで弾崎に向かっていくと、この様な風景に出会う。
冬でも落葉することのない常緑広葉樹が、こんもりと道を覆う林を形成している。比較的急な坂道であるので、弾崎へ向かう途上のポイントになっている。
個人的には、現場の北小浦(きたこうら)まで来れば、次の見立(みたて)を経て、鷲崎は近いと地図が無くとも良い目安となっているのだ。
しだいに内海府の道路が拡幅整備されている中、この辺だけは変わらない。変わらないと言うより、この森の持つ意味がわかってから、ここだけはこのままにしておいて欲しいと願うようになった。下記は、この森に関する説明書きの看板からである。
新潟県指定天然記念物 熊野神社社叢 指定年月日 昭和37年3月5日
北小浦の熊野神社を囲む森は「小浦の黒森」ともよばれ、タブの極相林である。
タブはクスノキ科の暖地系の常緑樹であり、この森には、タブのほかにもヤブツバキ・シロダモ・ヤツデ・ヒサカキ・イタビカズラ・カラタチバナ・ヤブコウジ・アイアスカイノデなどの暖地系植物が生育する。
この社叢は周囲に魚の集まる「魚付林」として、また磯漁で船の位置を知る「山あて」の森としても、古くから人々に親しまれてきた。
この磯の黒森の多くが姿を消してしまった現在では、貴重な天然記念物である。
平成十一年五月 新潟県教育委員会 佐渡市教育委員会
「海府」という地名、当地内海府と弾崎を越えた相川側の外海府と、佐渡島内に二つの「海府」がある。一方、村上市の北部沿岸部にも「海府」という地名が伺える。両者には何らかの共通点や関わりがあるのだろうか..。
冬でも落葉することのない常緑広葉樹が、こんもりと道を覆う林を形成している。比較的急な坂道であるので、弾崎へ向かう途上のポイントになっている。
個人的には、現場の北小浦(きたこうら)まで来れば、次の見立(みたて)を経て、鷲崎は近いと地図が無くとも良い目安となっているのだ。
しだいに内海府の道路が拡幅整備されている中、この辺だけは変わらない。変わらないと言うより、この森の持つ意味がわかってから、ここだけはこのままにしておいて欲しいと願うようになった。下記は、この森に関する説明書きの看板からである。
新潟県指定天然記念物 熊野神社社叢 指定年月日 昭和37年3月5日
北小浦の熊野神社を囲む森は「小浦の黒森」ともよばれ、タブの極相林である。
タブはクスノキ科の暖地系の常緑樹であり、この森には、タブのほかにもヤブツバキ・シロダモ・ヤツデ・ヒサカキ・イタビカズラ・カラタチバナ・ヤブコウジ・アイアスカイノデなどの暖地系植物が生育する。
この社叢は周囲に魚の集まる「魚付林」として、また磯漁で船の位置を知る「山あて」の森としても、古くから人々に親しまれてきた。
この磯の黒森の多くが姿を消してしまった現在では、貴重な天然記念物である。
平成十一年五月 新潟県教育委員会 佐渡市教育委員会
「海府」という地名、当地内海府と弾崎を越えた相川側の外海府と、佐渡島内に二つの「海府」がある。一方、村上市の北部沿岸部にも「海府」という地名が伺える。両者には何らかの共通点や関わりがあるのだろうか..。