地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

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2005年02月07日 20時04分10秒 | Weblog
「環境先進都市 江戸」 上智大学経済学部教授 鬼頭 宏

 冒頭書いたテーマのおもしろい文を読む機会があった。最近家に届いた
某出版社の冊子の記事の一つであった。

 先生は、この文の中で①地球環境問題の時代、②循環型社会としての江
戸時代、③3R社会~リデュース・リユ-ス・リサイクル~、④都市は墓
場か?、⑤江戸時代は持続的開発のモデルか? と5つのテーマで論を展
開している。

 中でも③の3R社会~リデュース・リユ-ス・リサイクル~には感心さ
せられた。リデュースは省資源、リユースは再利用のことである。リサイ
クルは説明不要であろう。さらに、リデュースの場面でのレンタルやリペ
アといったことにもふれており、キーワードはすべてRで5つであった。

 考えてみれば、以前は身の回りにこれらのRがあったと思う。では今は
というと、結構リサイクルへの意識が高まってきている。リデュース、
リユース、リサイクルにそれなりの場面があるように思う。ただ、江戸時
代のそれはさらに徹底していた。今日の3Rとは比較できようもなく、
江戸期は3Rによる徹底した循環型時代だったのだ。学ぶてんが多い。

 特にそう感ずるのは、リペアの場面だ。たとえば、電化製品。かつてよ
り安価で手に入れやすくなってきているのは歓迎するが、リペア(修繕)
という意味では企業のサービスにまだ期待したいものがある。
 一方、消費者には、購入したものを長く使うという意識も持たねばなら
ないことを期待する。次々出てくる新製品ばかりに目を奪われていてはい
けないということだ。

 たいして故障もしていないのに、もうサービスの期限がきていて部品が
ないなんて良くいわれる。修理に出すのと、新しいものを購入するのに、
かかる金額には大差がないということもある。しだいに、どうせという感
じになる。
 メーカーも、消費者もすっかり3Rを忘れてしまっている部分がある。
自省を込めての文になってしまった。

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上智大学経済学部教授 鬼頭 宏 先生に関するサイトをいくつか検索し
てみました。直接ジャンプできるように、コメントにURLをのせておき
ます。写真は沢崎漁港の外海側です。
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地理の部屋と佐渡島・管理人

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1 コメント

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鬼頭 宏 先生関係 (管理人)
2005-02-07 20:32:22
上記の記事で紹介した鬼頭先生に関するサイトのURLです。



現代思想 第02回『環境先進国 江戸』鬼頭 宏

http://gc.sfc.keio.ac.jp/class/2004_14449/slides/02/



鬼頭 宏の業績目録

http://www2.ipcku.kansai-u.ac.jp/~hamano/eap/japanese/GYOSEKI/gy_kitoh.htm



鬼頭宏著「文明としての江戸システム」 日本の歴史 amazon.co.jpの書籍案内

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062689197/qid=1107771753/sr=1-3/ref=sr_1_10_3/249-3154154-0515567



管理人の最近のリペアといえば、和室の畳表ぐらいかなぁ。なんて改めて、恥ずかしい実態に気がつきました。以後、心がけようと思います。
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