地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

10.23新潟県中越地震103「雪の妙見」

2005年01月29日 15時10分46秒 | 新潟県中越地震
ここ数日間、新潟県中越地方は晴天に恵まれた。今日も朝から晴れ渡っている。

 考えてみると、雪が降ってからというもの、あまり被災地域の取材ができなかった。天気の良い今日。今まで行くことのできなかった小千谷市・東山地区に入ってみようと思い立った。

 国号17号を進み、まずはいつもの妙見の崩落地に行った。道路脇の上越線榎トンネルの改修工事もまだ続いているようだ。小屋や鉄管で組んだ足場が見える。崩れ落ちた斜面と共に倒れた木々も細かく刻まれ、積み上げられている。降雪期である今も完全復旧と補強へ向けての作業が継続中だ。

 例の崖への道は工事のためか除雪されており、車でその端まで行くことができた。写真はその風景だ。崩れ落ちた道路の先端までは行けなかったが、おおむね見通せる。あの痛々しいむき出しの岩塊は雪に覆われている。春が来るとまたあの光景が現れるのであろうが、今は春からの本格的復旧作業の始まりを祈るだけだ。天気予報によると、明日から強い寒気が入り、今冬最大の山場だという。困ったものだが、耐えるしかない。

 本日(2005.1.29)の毎日新聞上中越版で、東小千谷中1年生74人「笑顔で雪かきの手伝い」という記事があった。ご苦労様です。みんなで厳しい冬を乗り越えましょう。


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