地理の部屋と佐渡島

2009年4月よりの佐渡単身赴任があけ、2014年4月より長岡へ。別れが絆をより深めた。今後ともよろしくお願いします。

ようこそ。 地理の部屋と佐渡島へ。344 「ジョー・オダネル」

2006年07月23日 00時10分46秒 | Weblog



 7月17日(月)の毎日新聞を見てはっとした。「一枚の写真から」と
題した記事。一枚の白黒の写真が発するものが何であるのかはコメント
しがたい(リンク先を参照されたし)。

 先の戦争に関するいたましい写真は何枚も見てきたが、血を感じさせ
ぬ写真の中では刺さってくるような痛みを感じる。

 記事は声を出しては読むことができない。ただ黙って読んだ。平穏な
朝であった朝食時にパラパラ読むはずの新聞には残酷な記事であった。

 思わずあちこち探してみたら随分あった。リンク先には事は欠かない
が、最も先にヒットしたものからの幾つかを紹介する。

 少年の父母は..?。
 この子の視線の先には何が..? 
 その後は..? 
 今は..? 

 脳裏をよぎる疑問に、実は明るいものがない。見ればわかる。
 悲痛とか、悲惨とか、思いつく言葉を探すがあてはまる言葉が無い。

 戦争とはかくなるもの。かくなるものが戦争。毎日新聞の記事でも
訴えていた。その後も戦争は絶えていないと..。 


■抜粋1:BS-i Online 紀行ドキュメンタリー
http://www.bs-i.co.jp/main/documentary/show.php?0077

「遠い日の少年」はどこへ…オダネル来日
 一枚の写真をジョーはリビングに飾っている。12歳くらいの少年が頭をたれた
弟を背負って直立不動で立っている。少年は死んだ弟を荼毘に付すために順番を
待っていた。「私たちがこうしてしまったのか…」
 もし私が少年に声をかけたら、少年は崩れ落ちてしまうだろう。彼は必死にこの
悲しみに耐えていたのが分かった。ジョーが撮影したたくさんの写真には、荒廃し
た戦後すぐの日本の姿が焼きついている。あの日、日本人は何を考え、その後どう
したのか…。ジョーはこの「遠い日の少年」の行方を捜したいと日本へ旅たった。


■抜粋2:直立不動の少年(中日本ネット)
http://nakanihon.net/gennbaku.htm

 この写真は、御存知の方もおられると思いますが、昭和20年8月19日に長崎
の原爆被災地で、アメリカ海兵隊従軍カメラマン ジョウ・オダネル氏によって撮
影されたものです。

■ブログ  ++つぶやき手帳++
http://ichyamada.jugem.cc/?eid=211

■中西康夫のホームページ 「写真が語る20世紀 目撃者」をみて
http://www.unique-runner.com/mokugekisha.htm


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写真撮影:2004.07.19 長岡市中之島町
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2006年 地理の部屋と佐渡島 yokoso_344
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http://blog.goo.ne.jp/dachasnowman/
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4 コメント

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Unknown (nakamura)
2006-07-23 08:28:51
おはようございます。

朝からこういう話は、・・というのが本音ですが、中東では今現在も同じ事が行われています。

国同士の戦争は、複雑で単純ではありませんが、大人の解決がなかなか出来ません。

ただし、人口が無限に増えたとき、動物としての人間は破滅に向かいます。宇宙から見た自然は、厳しく冷酷なものです。

人間も、草食動物、肉食動物と何ら変わらない存在です。誤解を招く表現ですが、彼ら自然の動物は自分たちの数を調整する見えざる神の意志が働いています。

人間だけが特別ではないはずです。しかし、これでは戦争容認の発言になりますので、それは違う!と言いたいし、何か大人の解決策はないかと思うわけです。

こういうときは、ドンデンから下界を見ましょう・・・(笑い)。
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なかむらさんへ。 (かんりにん)
2006-07-23 18:38:36
こんにちは。



ねたとしては、重い内容でしたので、

コメントは入らぬものと思っていま

した。少しの期待もありましたが.。



戦争ネタは、あまり触れたくはあり

ませんが、それでもなおこの写真には

心がゆさぶられました。



ちゅうとうもしかり..、このかた

戦火が消えることがありません。

本当に大人の解決策。無いものでしょ

うか。怒りと憎しみの報復の連鎖。

悲しむべき世界です。



さて、解決策のひとつ。

ドンデンからの風景を..。

いいかもしれません.(笑)。





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はじめまして。ほたるです。 (ほたる)
2006-07-25 15:25:27
先日は、拙ブログにコメントを頂きまして、ありがとうございました。

私も、この写真を初めて観た時は、衝撃的でした。

日本の負の歴史ですが、けっして目を背けてはいけないですよね。

今「出口のない海」という本も読んでいます。

この写真については、また、改めて書きたいと思っています。



貴ブログ、拝見させて頂きました。大好きな「かたくりの花」が載っていたり、地理の事が勉強になりまして、嬉しかったです。



私はあまり地理の分野は、得意ではないのですが、国内は合併、国外は分れるという不思議な現象が起きていますね。

及ばずながら、私も新潟を始め地理について、書いた記事が、あります。(URLを添付させて頂きます)

お時間があられましたら、お読みになって下さい。

そして、ご指導願えたら、嬉しいです。

http://diary.jp.aol.com/applet/tspysjc/20060205/archive
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ほたるさんへ。 (かんりにん。)
2006-07-25 23:22:13
こんばんは。



レス感謝です。

当方からも紹介された

リンク先へとコメいれ

てみましたが、回線が

込んでいるのでしょう

か?



PCの反応がちと心配な雰

囲気でした。



また交流願います。

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