ようこそ。 地理の部屋と佐渡島へ。351「使用中002・アップデートとUbuntuのすすめ」

　すっかり間の空いてしまったUbuntuの使用レポート。今回はソフトウェアーのアップデートについてと、今後のＰＣユーザーとしての将来像を考える。



【ソフトウェアーのアップデート】
　Windowsには、ウインドウス・アップデートと言う機能があるが、それと同じものである。起動時に、アップデート可能なパッケージ（つまり更新可能な修正プログラム）がある際に、ポップアップアイコンがでてくるというものだ。

　Ubntuの場合は、ユーザーを切替えない限り、インストール時のユーザー名とパスワードで、起動しているユーザーがroot権限（管理者権限）を有する。更新をする際は、要求されるインストールユーザーのパスワードを入力するだけで更新が始まるが、その際わかるわからないは別として、パッケージの一覧もでるのである意味親切でありがたい。

　画面は、アイコンをクリックし、出てきた画面をスナップショット（プリントスクリーン）したものである。


【Ubuntuと将来】
　さて、どうもマイクロソフトは、しだいに個人向けＯＳからは手を引いていくのでは無いか？（と言う見方もあるようだ。）近々Windows・Vistaなるものが出てくる予定ではあるが、その将来はどうなるであろうか？　同社は薄利多売の個人ユーザーへのソフト販売の旨味より、ネットやデータベース等企業向けサービスからの巨利の方を選択していくかもしれない。

　LinuxやFreeBSDのような、Unix系のフリーＯＳが完成度を高めれば高める程、Winサイドは個人ユーザー以外へのシフトが加速するような気がする。そこまでLinuxの完成度は高まってきているからだといえるが．．。

　現在、FedoraCoreや、TurboLinuxなどは、完成度と高機能、WindowsユーザーのWin＆Linuxの両用などを実現しつつ、旧来のユーザーのLinuxへの移行を違和感の無いものにしようと努力している。

　また、今ではすたれたデスクトップの基本構造に付いても言及したい。９５や９８はよくできていた。このへんの感覚は２０００を最後にXPとなってからはかえって使い勝手が悪化したように思う。（どうもMacの感覚にすりよろうとしているのか．．？）従来のWinに慣れたユーザーにとってはあの変更は困惑をもたらした。

　さらにVistaに至っては、ＯＳとしての構造そのものに大きな変更があるやに聞いている。一般ユーザーにはそれで慣れろと、時間の経過による浸透を考えればよいのかもしれないが、それとて不慣れなユーザーにはストレスの溜る事になりはしないか．．。


【Ubuntuのすすめ】
　ならば、今後は．．。無責任な私見の範囲だが、Linuxのいずれかのディストリビューション（つまりＯＳの種類）を選択、使用されてみる先見性を持ちたい。Ubuntuはそういう意味でユーザーフレンドリーなLinux系ＯＳである。いちおしである。いわゆる１CDinuxの代表であったKnoppixなどよりも、インストールのしやすさでアドバンテージを感ずるからだ。

　あれこれと気ままな言い分を書いてみたが、元を正せば（当方は）TurboLinuxユーザーであった。商用パッケージを購入し、製品版のオフィスソフトやAtokXなんかも利用していて、なんら不満は無かった。であるがUbuntuは良い。これからご自身のPC環境を考えることがあるようであれば、ぜひ候補の一つとして考えて見られるとよい。
　まだWin程の完成度は確かに無いが、メールとＨＰ閲覧、ブログ管理程度であるならば、十分な力を持っている。
　

注：Ubuntuにも１CD版がある。ネットからイメージファイルをダウンロードしてCDを作るか、当方のように解説本を購入して、付録のCDで使用して見られるとよい。起動して動作がキチンといくようであればインストール可能である。なお、当方はWin98MeとこのUbuntuのデュアルブート（起動時に選択して立ち上げる）ができるようにしている。


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写真撮影：2004.08.13
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2006年　地理の部屋と佐渡島　yokoso_351
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