2日目の朝、マロロスの市場からピットピタンのS君の嫁の実家に戻り、パンなどをかじりながらピンク色のエアコンが効かない個室で、夕べから断片的にしか眠っていなかったので熟睡。昼遅くに湿度の高い少し暑い空気で眼が覚めた。遅い昼飯、といっても夕べの宴会の残りものとビールだった。
ピットピタンとWEBで検索してもFaceBookしか出てこない。これがこの街のホームページだ。えらくマイナーな町だぜ。私達が泊まっている1本の道路沿いだけが唯一店も小学校も教会もあるこの町一番の賑わいエリアであり、周囲は稲作や魚の養殖などをしている農家だ。
この道路沿いの空間は、どこかでみた記憶がある。そう、私の母の実家の千葉県横田町だ。そう思っていたら沢山の子供達が家の中を走り回っている。そんな賑やかな空気も8人兄弟の横田の実家の風景と似ている。日本もフィリピンも同じアジア圏なのだから。田舎の風景に地域差はないのだろう。じゃ近所を徘徊しますか、というので周囲を歩き回った。そこは、淡水池で魚の養殖をしたり水田が続く。ピットピタンは地理的に海に近いが、といって海が眺められる近さではなく、おそらく海岸まで1時間はかかるだろう位置にある。
夕方、近所にリゾート施設がある、プールにいきませんかとS君が提案してきた。調度汗もかいたしシャワーを代わりだ。でっ、家の前を頻繁に走るトライシクルを捕まえた。これがサイドカーといったらよいか、オートバイの横に客席が付いている東南アジア固有の開放的な乗り物だ。走りだすと地面をはうように乗っている私には結構迫力がある。あたったらバコンとイチコロよ!。もちろん農家が多いから、これで農産物などを運んでいる。つまり農家の軽トラだよ。
そして観光客が押し寄せる著名リゾートではなく、こちらは地元の人達しか利用しない無名リゾートだ。つまり地元のレジャープール。水が少ないのになんでプールがあるんだかわからんが、安くてすいているのが嬉しい。水着と水中カメラをもってきてよかったぜ。私は、水中カメラで水上と水中の風景を同時に納めたいという阿保な画像づくりに没頭していた。もちろんプールに魚がいるわけではない。
そして深夜、マニラ・クバオ発、冷蔵庫の中にいるほどエアコンが効きすぎた化粧室付きジョイバス3列シードで、S君と私はバギオを目指した。途中休息無し5時間のバスの旅だった。
ブラカン州ピットピタン 2019年3月25日
EOS1DsMark3,EF28-300mm/F3.5-5.6L IS USM
ISO400,焦点距離80mm,露出補正-0.33,f/8,1/200
ISO400,焦点距離105mm,露出補正-0.33,f/13,1/500
ISO3200,焦点距離105mm,露出補正+0.33,f/13,1/640
iPhone
ISO40,焦点距離3.99mm,露出補正0,f/1.8,1/24
Nikon CoolpixW300
ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/200
ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正-0.7,f/2.8,1/1000