Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

EOSな日176. 文化都市バギオ

2019年04月07日 | field work

 

 フィリピン3日目はバギオだ。バギオのバス停を下りると突然雑踏だ。この狭い歩道に飲食店などが乱立していて面白い。フィリピンは、24時間バスが動いているので夜中もやっている店があるのだろう。

 Wikで調べると古いデータしかなく2000年時の人口25万人、高冷地であるため年間平均気温23°と冷涼、そして治安が良いので複数の大学や言語学校が存在する学都であり、町の中はどこか垢抜けている。何よりも町の中は坂道だらけなのだ。どこへゆくにも、坂道を登るか下がることを余儀なくされている。

 フィリピンは、100以上の民族と80の言語とガイドブックにあるから少数民族がいる国なのだろう。もちろん私達がバギオで見かけたのは山岳民族の物乞いだけだったが、バギオ博物館に行くと少数民族の衣装が僅かに展示されている。これは多分礼装なのだけど、中国雲南省でもみられた少数民族の色合いだよな。どこか共通性がある。それにしても実に消極的な学芸員達だな。私は少数民族の衣装をたくさん撮影したいのだけど。

 ただし、ここは町全体が禁煙。運の悪いことに携帯灰皿をピットピタンの家に忘れてきた。ならばバギオ大聖堂横のセブンイレブンで灰皿を調達しようとしたが、ない!。それはあきらめて、フィリピンのまずい煙草を調達して吸おうとしたら2000ペソの罰金を取られるからあかんよ、と叔母半達に叱られた。携帯灰皿を忘れてきたのは痛かった。S君がお菓子の袋を開けてくれたので、これでホテルの駐車場でわずかにすえる程度だ。今度海外に来るときは1日ごとに捨てられる携帯灰皿をたくさんもってこよう。そんなわけではやくこの街をでようよと、最初から腰が引けている。夜この街に住む日本人アニメーターと会食をしたがレストランでも煙草は吸えない。

 さて午前中についたので、バーンハム公園や、観光地マインズ・ビュー・パークにも出かけ展望台からの山と森の中に点在する民家を撮影しているが、今日のブログの画像構成に組んでみたら全然合わない。大体この観光地の風景のどこが面白いのだろうか。そんなわけで観光地の画像はカット。一般的に共通する話だが、海外の都市のガイドブックに記載された観光地ほど、つまらないものはない。特に中国やアジアは、そうした傾向が強い。当然私が撮影をしにゆくところではない。通例私は、観光地を最初からカットしている。私が行くのは博物館と市場と大学だけだ。

 さて、そうなると出かける先は大学と市場しかない。市内には複数の大学があるし、英語の達人のS君もいるから大学に突然お邪魔して学長と歓談する方法もあるなと思っていたが、怠慢なことにアート&デザインスクールがあったかどうかは調べそびれたし、訪問するよと事前に連絡もしていない。ならばこれはあきらめて市場へ行こう。そこで私達は、バギオ・メインストリートのセッション通を下って市場へ向かった。

 

ベンゲット州バギオ 2019年3月26日

EOS1DsMark3,EF28-300mm/F3.5-5.6L IS USM

ISO1600,焦点距離40mm,露出補正-0.33,f/5,1/50

ISO400,焦点距離35mm,露出補正-0.33,f/7.1,1/100

ISO400,焦点距離35mm,露出補正0,f/5.6,1/80

ISO400,焦点距離70mm,露出補正-0.33,f/13,1/500 

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