Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

エッセイ723.外国人の味覚

2024年05月27日 | field work

 概して外国人は塩辛い料理が嫌いである。だから日本料理なら味噌汁は飲まないし、さらには多くの塩を使う日本料理自体が食べられない。だから日本料理が外国人に受けるなどと勘違いしないで欲しい。
 ローソンでNIKKAが中国製の梅干しのおつまみをチョイスした。私は、えっ!、食べられないでしょうと思ったが、食べてみたら美味しい。
 このツマミは、たっぷりの塩分と人工甘味料アスパルテームがたっぷりはいっている。最初の一撃は、塩味に超甘い対象的な味覚を同時に体験できて、最後に少しだけ酸っぱい余韻がくる。この面白い味覚の販売者は沖縄県の製菓会社だ。
 食材は食べてみないとわからない。それを思えば、日本人のような余計な知識でお世話を焼かないことだ。まずは食べてみなはれだ。
 一般に知識があると、人間は余計なおせっかいを焼きたがる。わたしに言わせれば、その知識が邪魔なんだよね。うまいかまずいかは、外国人達の舌でトライアンドエラーの後で理解されるだろう。そんなトライアンドエラーの機会を、日本人の余計な知識で奪うわけにはゆかない。
 そんなふうに捉えると、納豆だってまずいと感じる外国人もいるし、逆に美味いと感じる外国人もいる。まあ健康食品なんだけどね・・・。
 ガタガタいうならば、何故味覚はこれほど個人差が大きいかということについて研究したらどうですか?。育った風土や環境によって違ってくるわけだから、因果関係を探れば良い。それは食物学ではなく文化人人類学の分野からのアプローチの方が面白い。きっと多変量解析にのせることができて論述できそうなテーマだと思われるが・・・。まてよ!、既に誰かが研究していたかもしれない。

iPhon13pro
コメント (1)
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