Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Fieldwork783. 京都・余寒かな

2023年03月16日 | field work

 今日のブログは2月8日に映像をつくりYouTubeでアップさせブログ化していた。二ヶ月の時間差がある。ブログはWebとlogをつないだ造語だが、日記、記録という意味がありそうだ。このブログも記録に軸足が移ってしまった。もちろんYoutubeとリンクさせることはできるが、既に二ヶ月以上の時間差だ。だからブログタイトルの副題を変更した。
 さて、その冬の日の記録は・・・
 この日は、すこし天気が良いので夕方の散歩に出かけた。
 石川啄木の「・・・人混みの中にそを聞きにゆく」と口ずさみながら。ところで「そ」とはなんだろうか。多分「それを、そこの人、あるいは訛り」という意味なのだろう。なぜ彼は「それを」と書かなかったのだろうか。啄木ほど解説や解釈を述べる人が多く、故郷の懐かしさと冷酷さを歌ったと講釈されるが、故郷がないに等しい私にはどうでもよく、感覚的に「そ」という発音にひかれた。
  私は、一日中Macの前で仕事をし食事までしているぐらいだから、やはり人混みに「そ」を聴きにゆきたくなるのだ。多分街の雑踏の中で人の声を聞きたいと感覚がそう言っているのだろう。
 産寧坂まで来たら椿が見える。
 「椿咲くことのいたずらや冬構/久保田万太郎」
 なら椿を映像のタイトルにしようかと考えたが、寒椿など当たり前すぎて私の感性が動かない。結局季語を探して「余寒」という言葉をタイトルに使うことにした。節分が終わり4日の立春は、暦通り春の光をすこし感じさせてくれたけど、まだ寒い事に変わりはない。だからタイトルは与謝野蕪村を引用しよう。
「関守の火鉢小さき余寒かな/蕪村」
 何でこんなことにこだわっているかというと、映像編集をする際に最初にタイトルを決めておくと後が楽なんだね。次に音楽を決めると上映時間が決まってくるし、音楽に合わせて映像を貼り付ければ簡単だ。それから画像をチョイスして貼り付けて映像にしてゆくわけだ。
 今考えるとタイトルには「そを聞きにゆく」の方が素直だったと思ったが、一端アップさせてしまうと直す気分にはならなず、一件落着。それが私の映像編集作法だ。

京都・余寒かな 4K
SONYα6600、E10-18mm/F4OSS
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Fieldwork782. 京都追儺式・吉田神社

2023年03月15日 | field work

 2月3日の京都の節分は、夏の祇園祭と双璧を成すといってよく、市中の多くの社寺で催事がおこなわれている。それは京都人の冬の楽しみであり、観光客は関心がないから偶然居合わせたらSNSに書き込みが増える。
 東京人は節分というと豆をまいて恵方巻きを食べるというステレオタイプ化されたイメージに染まっている。馬鹿の一つ覚えのように豆をまきゃよいというものではないし、恵方巻きはスーバーが考え出した販売促進行事だから伝統的意味はあっても生活習慣とまではゆかない。だから東京の節分のほどがつまんないものはない。
 
 知恩院の追儺式の解説をあげておこう。
「その年の年男が、七不思議の1つである「大しゃくし」を持って諸堂を回り、豆をまいて厄払いをします。
 この「大しゃくし」は長さ2.5m、重さ30㎏もある巨大な物で、年に1度、追儺式の時だけ使用されます。 このしゃくしは物を「すくう」という事から転じて、阿弥陀さまの「救い」を表わしているといわれ、この大きなしゃくしで衆生(しゅじょう)を救い取るという願いが込められています。
 たとえ三悪道に堕ちた餓鬼等でも救い取るという思いで、豆まきの際は「福は内」だけを唱和し、「鬼は外」とは言いません。 知恩院の節分は、厄払い、無病息災はもちろんのこと、阿弥陀さまのご本願に乗じて全ての人々が救われるよう祈る行事でもあります。」知恩院WEBサイト

 こうした疫鬼や疫神を払う儀式が物語化されており劇仕立て、あるいは狂言で表現され、幼稚園じゃないのだから「鬼は外」は言わない。
 底冷えがする京都の追儺式を徘徊するのも忘れがたい冬の記憶になる。この時期になると京都市内の社寺の催事予定を睨みながら・・・。
 東京人の好きな豆まきなら八坂神社で舞妓さんのまいた豆でもゲッとしようか(この豆は社務所で売ってるけどな・・・)。それが終わったら次は廬山寺の鬼踊りが東京人には受けるだろう。だが感染流行の最中で狭い境内が密になるので私はパス。壬生寺狂言も撮影できないからパス(今は境内の露店を撮影するバルコニーすら警備員が封鎖している)。だから私がお薦めする東京人コースはパスだな。
 そうなると北野天満宮の狂言、鎌倉時代から続く千本釈迦堂のおかめ福節分絵、或いは平安神宮の追儺式か・・。
 そう考えていたら昼寝をしていてゆきそびれた。結局夕方の吉田神社の冬の空気を吸いに散歩。ここは前日鬼老いの儀式があるが、豆を撒いた記憶はない。しかし豆を買うと福引きに参加できる。昔は一等賞がカラーテレビだったが今はなんだろうか?。
 吉田神社は、日本の伝統意匠を感じさせるところが撮影者向き。大元宮まで続く夜店の列も愉しいが、今年は出店者が少ないのはやはり新型コロナの影響でしょう。
 3日の夜11時から投げ込まれた昨年のお札や縁起物の山に火をつけて火焚祭になる。もちろんこちらも過去に撮影したのでパスしよう。

節分・吉田神社 4K
SONYα6600、E18-135mm/F3.5-5.6 OSS


北野天満宮追儺式

千本釈迦堂おかめ福節分絵

平安神宮追儺式

吉田神社お火焚き
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Fieldwork781. 京都・雪残る

2023年03月14日 | field work

 朝の気温が零下の日々が続き、家に閉じこもって3DCGの制作をしていた。頭の中に3次元の空間をイメージしつつ、Macのモニターで小さなオブジェクトを加工していると、まさに眼が点になりそうだった。眼の保養のために散歩が必須。この日は-12℃の寒波が居座り、先日来の雪も残っている底冷えの京都だった。
 眼の保養だから映像はついでの所作だが、それでもいつものコースで鴨川に出るとトビや鷺やカモまでが頭上を舞っていた。なんだろうね、鳥たちの世界に事件でも起きたのか!?。そして清水さんの参道は外国人が多かった。ならば今日の発見は外国人の着物姿でもとりこんで・・・。でも自然に着こなして似合っているじゃないですか。いつも同じ道を散策していても、出会う光景はすこしずつ違ってくるようだ。
 帰りにマックによって珈琲を飲みながら映像編集イメージを考えていたら一寸だけ寝てしまった。眼が覚めたら体中から力が抜けてゆくような脱力感。それは一瞬のノンレム睡眠だったのかもしれない。僅かの熟睡で元気をとりもどし、またデスクに向かって二つの仕事を同時に片付けていた。
 寒いのも疲れると思う、冬の最中であった。

京都・雪残る20230129 4K
SONYα6600、ZEISS VARIO-TESSAR16-70mm/F4.0  OSS
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ドローイング708. 小説:小樽の翠632.  幕間 

2023年03月13日 | field work

 今日は、表現の話を書こう。
 このブログ小説も、官能小説というジャンル別けをする必要はないけれど、日常の諸事も濡れ場も同じトーンで表現するというのがスタンスだ。
 というのも食事をするところはよくてセックスは恥ずかしいとか子供への影響があるからカットだという考え方は、よくわからない話である。どちらも人間の生理的行為であり、あっちがよくてこっちはダメというという論拠はみつからない。
 そんなわけで濡れ場も一応アダルトサイトを見て考えた事もある。しかし、それはパチンコ屋の看板よろしく機動戦士ガンダムのアダルドバージョンかいな!、なにかが欠落していませんか?。まあ映像だしオーバーアクションで演技しなければ訴求しないよ!、という制作者側の悲鳴が聞こえそうだ。
 そもそも、どこの誰がそんなに激しく燃えて大きな喘ぎ声をだすですか!?、と考えれば解ることだがアダルト映像は過剰演技と嘘の世界。実際には、そんなセックスは誰もしてませんけど・・。
 先日Pinterestを見ていたら、日本語で「ラブレター」というタイトルの30秒程度の映像を見つけた。演技にしてもこれはリアルな表現だ。つまりアダルトの世界と比較すれば、これは万事淡泊だけど愛情表現に富んでいる。実際に濡れ場の表現度合いは、こんなもんじゃないですか?。だからこの小説の濡れ場も、このイメージに近い。
 日本のアダルトサイトは、極限をめざそうとするサーカス的、あるいは好奇心本位傾向か。それよりはむしろ愛情を感じさせる表現である事の方が、官能小説や映像にとっては意味あることではないですか・・・。これがこのブログ官能小説の知見の1つである。
 というのもこのブログ官能小説は、ここで何回も書いているようにマーケティング手法の1つであるペルソナ法を敷衍している。ペルソナ法とは、新製品を市場で販売しようとするときに、架空の人物やライフスタイルを小説仕立てで探ろうとするものである。これによって新商品の使い勝手や商品によってつくりだされる価値や世界などをシミュレーションしてみようとする方法である。それまで見えてこなかった商品価値や商品を用いたライフスタイルなどを導き出そうとするわけだ。
 この官能小説では、ペルソナ法を敷衍して現代社会の現象である晩婚化・少子化・複数恋愛に対して、早婚化・多子化・単数恋愛にしたらどんなライフスタイルになるかをシミュレーションしている。
 そして知見の1つとして晩婚よりは早婚、少子化よりは多子化、複数恋愛より単数恋愛のライフスタイルの方がはるかに魅力的ですよというのが、ここでのシミュレーション結果であり、この小説の知見となっている。
 さてgooサイトは映像がアップできないので、この「lettera d'amore」のカット画像でもアップさせておこう。




出典:Pineterest:lettera d'amore
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ドローイング707. 小説小樽の翠631. カモは餌食になった

2023年03月12日 | field work

 海沿いのホテルのレストランで服部君と食事して帰ろうとするとき、コウさんが胸を服部君の二の腕にスリスリしてきた。
コウさん「酔っちゃった。今日は私テンションが高いんだ!」
服部君「言わないでくださいよ!!!。僕大学の先生に睨まれたらゆくところがないですけどぉー・・」
コウさん「もう忘れたよん(*^▽^*)」
そういってコウさんがなにげに服部君の胯間を触ると勃起している。
コウさん「上にゆかない?」
そういってコウさんが、ルンルンと口ずさみながら骨盤を沿わせながら・・・。
当然、決断は早かった。
・・・
部屋にゆくとコウさんがウェアを脱いでスレンダーなボディになって服部君を誘う。服部君はすこしモジモジしている。
コウさん「服部君も脱ごうよ!!」
そういって服部君のズボンの隙間から手を滑らす。
コウさん「わっ、元気じゃん!!。」
服部君は誘われるままに全部脱がされてベッドへ。
手練手管の巧みなコウさんだから、あっというまに服部君はうつろな表情でペニスだけが起立している。
服部君「なんか恥ずかしいなぁー」
コウさん「女に恥かかせないでよーーー。男と女はこうして愛し合うのよーー」
そういってコウさんが服部君のペニスを撫でていると、服部君の身体が痙攣して・・・・
服部君「きもちいい!!、出ちゃうそう!!」
コウさん「我慢しちゃダメよ。だしていいのよ」
いわれるより早く服部君のペニスがビクビクして精子が溢れた。
コウさん「今まで女の人とセックスしたことがなかったんだぁー」
服部君「はい、童貞でした・・・・、こんなに女の人に握られることが気持ちいいなんて初めてですー・・・・」
コウさん「じゃ今夜は筆下ろしだね。男になるべし!!」
コウさんが服部君のペニスをティッシュでふいていると、ペニスがまた起立してきた。
コウさん「元気だねい。つぎは膣に入れようようよ!」
そういって服部君が覆い被さってきた。
コウさん「イタッ、もっと下よ。腰を沈めて・・・・」
服部君「こうですかぁー・・あっ、ここかも。あっコンドームしないとやばくないですかぁー」
コウさん「ゴムならここにあるよ。じゃつけてあげようか・・・」
ようやく服部君のペニスはコウさんの膣に納まった。
コウさんの細い骨盤が前後左右に動き服部君のペニスを刺激している。
服部君のペニスが奥までいった瞬間、トドッと射精する気配。
コウさん「いったね。これで君も一人前の男だねぇー」
服部君「こんなに気持ちがよいなんて初めての経験。もっとゆこうよ!!」
コウさん「ハイハイ。ゴム取り替えて・・・・」
そんなわけでコウさんと服部君は夜通しセックスをし続けた。
・・・
翌日、晃子さんと翠と歓談。
晃子「夕べは服部君を男にしたかなぁー?」
コウさん「もちろん、私童貞殺しだもん。ゴムつけて・・・」
翠「どうだったの服部君は?」
コウさん「もろ童貞だったよん。5回もいったから絶倫系かなぁ。最後に天国に行ったみたいに幸せな顔して寝ていたもん。それでねぇー私、わざとゴムの先に爪で傷を付けておいたの。彼は初めてだからそんなことに気づかないじゃない。だから彼の精子は、今頃私のおなかの中で卵子と合体して細胞分裂を起こしているわーー!!!」
翠「へぇーっ、子供作るんだ」
コウさん「私が童貞狩りした男の中で彼が一番頭が良いのよ。国立大系でしよう。彼で決まりね・・・」
晃子「彼は年上の女を気に入るかしらん!!」
コウさん「もちろんよ。女の膣の快感を知ったら、もう脇目はさせずに甲賀旬子一直線よ!!!(*^▽^*)」
晃子「じゃ、彼で決まりじゃん」
コウさん「彼は私の膣にぞっこんだもん・・・、しばらくは快楽の頂点で満足しているでしょう。だから他所の女に眼がゆく前に結婚しちゃおうっと・・・」
翠「女の膣が男の運命を左右するんだ・・」
コウさん「そうよ。それが女の強いところね」(*^▽^*)
・・・
小樽も排雪がまだ残っている。
だけど、春も近い空気が漂っている。
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ドローイング706.小説小樽の翠630. カモは引っかかった

2023年03月11日 | field work

 晃子さんとコウさんが、笑いながら病棟の廊下を歩いてる。
コウさん「OK!、まかしときー!」
・・・
コウさん「おいおい!服部くん!、看護師さんのおっぱいさわったんだって?」
服部君「えっ、うそ!、し、しっ、しませんよ!!!、そんなこと!!!!!!!!」
コウさん「晃子さん!!!」
服部君「うぐっ!、だってあれは・・・・・・」
コウさん「やっぱね!、ボッキ君!!、晃子さんてお喋りなのよねぇー。私主任だからさあ、聞いちゃった話は先生に報告する義務があるけどねぇーー」
服部君「それって、濡れ衣です!」
コウさん「だって採精室使ったよなぁー。精子がついたティッシュがゴミ箱にあったよん」
服部君「それは、誘われたからでスゥー」
コウさん「採精室でなにしてんたん?」
服部君「だから晃子さんがペニスをニギニギと・・・・」
コウさん「ペニスニギニギは患者の性欲処理だからいいの。おっぱいは違うのね!!!。触ったんでしょう!!?。どんな感触だったん?」
服部君「すごく柔らかくて・・・・、違う違う!!、だからぁー、濡れ衣だってばぁー・・・・」
コウさん「やっぱ触ったんだぁー!!。先生にセクハラ報告をすると、君の大学の先生まで知れ渡るよ!。なんだ研修に行って玉抜かれて帰ってきたんかいって言われるんじゃないの?。いいのそれで?・・・」
服部君「セクハラ報告!!!、ぐしゅん・・・・・・・!!!」
コウさん「じゃあ取引しよう。今夜海沿いのホテルのレストランでステーキご馳走してくれたら、聞かなかったことにしてあげる!!」
服部君「ハイハイはい、それで聞かなかったことにできるんですかぁー」
コウさん「私は現場を見ていないからねぇーー!!??」
・・・
コウさんが晃子さんのいるナースステーションの前を通り過ぎた。後ろ指でVサインを出していた。
カモはひっかかった!。
さあ夕食はホテルでステーキだ!。
・・・
小樽も西の空に黄色い夕焼けが見える。
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ドローイング705. 小説:小樽の翠629.  よそよそしさ

2023年03月10日 | field work

 ベーヤンからメールがきた。
小樽のロケが終わったら最後の冬蟹を食べにゆこうよ、というので寿司屋へ。
ベーヤン「雪のあるうちに来年用の映像の撮りだめだよん」
「そうだよね。雪が降りだしたからといって雪の映像はすぐにはとれないもんね」
ベーヤン「大体冬の初めの映像は、前のシーズンの冷凍パックよ・・・」
「あっちは元気なの?」
ペーヤン「うん、冬は和恵とマンションに籠もっていた」
「まあラブラブでいいじゃん」
ベーヤン「この間の榊原の話を聞いていて思ったんだ。日本は不倫こそ全ての人種なんだと言うことに(*^▽^*)」
「それゃ農本主義の国だったから、妻とか親子という関係は昔から希薄だったさ。だから少子化でも気にしないというわけさ」
ベーヤン「だよね、快楽のなれの果てに子供が出来ても、昔ならばさて何処へ里子に出そうかなという世界だった。今は親族が少ないからそんなことはできない。ならば作らないというわけで少子化になった。夫婦が必ずしも子供を作るとは限らないからね」
「だからそのあたりから、先祖というラインはごちゃごちゃになるんだろうね」
ベーヤン「家系にこだわりたい日本人なんだろう。うちはラインがつながっておりますといって・・・」
「家系はもちろんつながっているけど、信長とか家康の家系なんかもそうなんだけどラインに乗らない子供が沢山いたんだよ。ただ書かなかっただけ。家系図は都合の良いところだけ書いた。それが昔のプロモーションではないかなぁー」
ベーヤン「日本じゃ乱脈多産系なのさ・・・」
「榊原さんの話じゃ、フィリピンでは不倫は愛がない証拠だから、離婚になるといってたかなぁー!」
ベーヤン「日本じゃ、新しい女が出来たからお前はもういらない!。そういって暇乞いして奥さんは実家に帰させたんだろうな。それでまた奥さんは新しい旦那をつくるんだよ」
「雇い妻みたいだな」
ベーヤン「やとい亭主というのもいるよ」
「そんなんで男と女がくつついたり別れたりを繰り返しながら、社会がまわっていたんだよ」
ベーヤン「いまじゃ離婚するとお金がかかるから、お互いに仮面夫婦をしながら節税かなぁー。そのあたりからよそよそしさができた。つまり愛情がない世界なんだろう」
「好きな女とずーっと暮らせる幸せ感覚を感じなくなったんだよ」
ベーヤン「好きでもなく、そろそろ歳頃だからというので自分で自分を納得させてへんな理屈でくっついたから愛情なんか最初からないのさ」
「好きでもないのに抱かれるあたりが日本人の諦めの良さだろうか。そのあたりは娼婦と変わらないよ。大方の日本人は、そうでしょうよ・・・」
ペーヤン「だよね。お前も歳頃だから嫁にゆけ、と親に言われて突然男が好きになるなんておかしいさ・・・」
「大方は、好きでもない男を愛と錯覚して結婚するという空々しい世界が日本でしょう。晩婚がたたったな!。だって歳をとると分別ができちゃう。だから、親も歳をとる前に好きではないけど抱かれてガキでもつくるかという分別で結婚するんだろう。分別というのは、世事に対して常識的な判断や考慮をすることなんだけど・・・」
ベーヤン「分別してから結婚するわけだ・・・分別が先か、好きになるのが先かの違いはあるよなぁー」
「多分理由は分からないけど好きになった。だから抱いた。だから結婚した。それで後になって惚れた男だしなぁー・・といって納得する。それが恋女房でしょうね。つまり分別が後に来るんだよ。それでずーーっとラブラブでいられるのが本来の男と女の姿だよ。だから恋愛は分別が後に来るわけさ」
ベーヤン「男と女がラブラブで暮らすなんて簡単な話だけどなぁー」
「だ・よ・ね・・・。なんでしょうかね。最初に分別がくる日本のよそよそしさは!?(*^▽^*)。榊原さんならそういうさ・・・」
ペーヤン「あいつは今フィリピンだよ。日本は寒いもん、来ないさ(*^▽^*)。」
・・・
外に出たら空の端がすこし明るかった。
陽がながくなったと感じる、まだ道ばたに排雪された雪が残る小樽である。
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ドローイング704. 小説:小樽の翠628.  原始人みたいに・・・

2023年03月09日 | field work
 
 築港のカフェにゆくと美希姉ちゃんがいた。春休みだから実家にかえってきたのか。
「どう、彼氏と仲良くしている?」
美希「もち!、だって彼が帰ってくると、美希!、美希!!、大変だもん」
「欲望に疼いて帰ってくるってか・・・(*^▽^*)」
美希「だってさあ、彼が帰ってくるじゃん。するとGパンを下げて私のあそこにキスをして顔を埋めるのよ。それで犬みたいにブルブルと頭を振って。美味しいのかしら?」
「艶めかしい香りが良いのではないでか?」
美希「男の人って変な臭いが好きなのねぇー」
「愛おしさもあるしさ・・・、それも愛情表現。ストレートでいいじゃん」
美希「なんか原始人と付き合っているみたいだよーー」
「まあ人間は、原始人の時代から何も変わらないさ」
美希「その原始人がやってきた!、秘密だよ!!」
「相変わらず秘密の好きな輩だ。オオッ直人君!!」
直人「昔の空気が戻ってきたみたいだねぇー」
「昔と言っても、去年はここでたむろしていたよーー」
美希「これから私の実家でご飯」
「里帰りかぁー」
美希「違うのよ、私がご飯をつくるのよ!!」
「だって、小春は彼氏の家でご飯をつくってるでしょう。だからご飯の作り手がいなくなると、つくってエーと明菜がいうのよ。今は学校が春休みだからねぇー。ねえ、何作ろうか???」
「石狩鍋!!」
美希「それじゃ明菜にはたかれるぅーー。誰でもつくれるじゃん。味噌ラーメンなんて言わないでねぇー」
「北海道って生ものが沢山あるから料理を思いつかないなぁ」
美希姉ちゃんがスマホを置いて・・・
美希「ガスパッチョと烏賊の炊き込みご飯にしよう・・・さあ買い出しにゆこう」
・・・スーパーを徘徊し、食材を調達し、ナンタルの参道をあがっていった。去年もこうして3人でナンタルの坂道をあっていた。人間は成長するけど生活はあまり変わらんなぁー。
・・・
小樽もまだ寒いぞ。
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ドローイング703. 小説:小樽の翠627.  サップグリーンの爽やかさ

2023年03月08日 | field work

 サップグリーンの絵具がなくなったな。黒い色を作るために使うから消耗するんだな。オリーブグリーンで代用は無理か。ならば画材屋だな。
 画材屋に行くと明菜姉ちゃんが留守番バイトをしている。
「今日は、主は?」
明菜「商店会の会合だって。年度末だから忙しそうだよ。またカーマインレッドかなぁー」
「今日は、サップグリーンだよ」
明菜「こんな小さな店でシュミンケの絵具を買うのは、オジさんぐらいだなぁー」
「ふーーん、もう試験休みなんだ。休みは何しているの?」
明菜「もち彼の家で。すっごく寒い日にタップリ暖房を入れて部屋の中で裸で暮らすってすっごく心地よいじゃん。窓なんか真っ白に霞んでいるもん」
「ああっ!、一日中おうち時間ですかぁー
明菜「裸のつきあいだもん!!」
「なんだ快楽三昧かぁー」
明菜「否定はしないけど、ご想像にお任せ・・・(*^▽^*)」
たしかに、それは冬の家ごもりには心地よさそうだな・・・。
明菜「オジさん、Hな妄想していない?」
「うん、翠と寝・・・・(*^▽^*)」
明菜「ごまかしているぅーー」
「あっ、君たち、初恋、初体験?」
明菜「そうよ。ヤリマンは美希姉ちゃんだけで十分だよ。だってとっかえひっかえなんて面倒じゃん」
「初恋の人でなければ、抱かせないというわけだ」
明菜「あったり前!。抱いたら一生大切にしてねだよん・・・」
「大学に行く頃には結婚しているかもな!?」
明菜「だよね、だってあと二ヶ月で18才じゃん。だから結婚出来るし、それで子供ができていたら最高ですぅーー」
・・・
そんな話を反芻しながら入船通りを歩いていた。
明菜姉ちゃんの考え方が正解だよね
人間は生涯いろんな人間と出会い、そして付き合う。
そんな経験を積めば積むほどお互いの了解の意識が生まれる。
そこから本当の恋愛が発生する!?・・・という社会的定説がある。
しかし、それは違うな!。
核家族で育ってきたから、わかり合えるなんていう意識の世界は、つきあい方をしらない人間のなれの果ての姿だ。
男と女は、意識ではなく感性だろう。
意識的な姿には、感性がまったく働いていないじゃないか。
でも好きな男は一人いれば幸感覚だよね。
それも若い感性が沢山あるうちに見つけだせたら最高だよね。
それは、かぼすのような色をしたサップグリーンの爽やかさといったらよいか。
・・・
小樽も天狗山の眩しい白い雪の背後に抜けるような青空が広がっている。その風景にサップグリーンの絵具を差し出してみた。
春の予感だね。
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ドローイング702. 小説:小樽の翠626.  食前欲

2023年03月07日 | field work

 小樽の朝も零下だから冷え込んでいる。しかし、冬の寒い期のように布団に潜り込んでいたいとする欲望は、少し薄い。それ自体が春の芽生えだ。だから早く起きて翠が病院へ出勤する支度をしている。
翠「あら、アチキも早く起きたねぇー」
「冬が通り過ぎつつあるからさ・・・」
そういって翠を抱き寄せて熱いキス!。
「なんか出勤前って燃えない?」
翠「うん、ほのかに疼くよねぇー」
そうして熱いキスをしているうちに翠の下端をずらして胯間に手がゆく。
翠「ううっ、燃えちゃうよーー」
翠の胯間が火照っている。
キッチンに身体を押しつけて刺激を続けている。
翠「アウッ、燃えちゃうおうかな・・・。時間もあるし・・・」
それをきいて安心したようにアチキの指は翠の濡れた胯間をゆききする。
次第に形が崩れるような柔らかい感触だけを感じる。
翠を抱きかかえて、グイッと入れてみる。
上のシャツをまくり上げブラをずらして乳首にキスする。
翠「ウウッ、ウウッ、・・・・」
翠の身体が後ろに反り返り、薄目になって放心状態かな。
翠を抱え上げたまま、グイッと入れてみる。
スズッ、と入って亀頭が翠の膣壁をこすりつけてゆく。
翠「ハアッ、ハアッーーーー」
背中に回した翠の腕に力がはいる。
アチキをギュッと抱きしめて骨盤が前後に動き出した。
「もう胯間の動物なんだから・・・・」
翠「気持ちいいもん・・止まらない」
二つの骨盤を軸にして翠の身体が上下に動き出す。
それも膣が大きく上下に揺さぶられている感覚だ。
グリグリと膣壁がペニスに刺激を続ける。
翠が骨盤をグッと押しつけてきた。
これでもかという力だ。
二つの骨盤が前後上下に一つになって動いている。
腕に力が入る。
翠の身体が大きく上下する。
翠「アチキーー・・いってぇー・・・」
まだかというように翠の子宮がせがんでいる。
それは女と言うよりは生物の所作のようだ。
翠が後ろに反って二つの骨盤が一つに固まったまま緩やかに動き出す。
その動きのなかで翠の中に撃ちはなった。
翠の身体が激しく息をしている。
というよりは子宮が大きく収縮しているようだ。
ひとしきりの痙攣が終わると・・・
翠「ごちそうさま!!」
そういって身体を振りほどいた。
翠「シャワー浴びてこ。まだお湯出るよね?」
「OK」
そしてシャワー後にそそくさと着替えて出勤の準備ができた。
翠「よし、胯間がすこし痛いけど今日も仕事にいってくる・・・」
そういって病院へ出勤していった。
朝の一陣の嵐のようだった。
・・・
きっとOL達が足早に出勤する時は、朝の一発をしていたんだろうな。
女は、朝も燃えに燃えて仕事に専念出来るわけだ。
疲れをしらない奴らだ。
そう思いつつ、アチキは朝ご飯を食べていた。
食前酒ならぬ食前欲だったな。
・・・
小樽も今日は、青空が広がっている。
スケッチにゆこうかな。
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ドローイング701. 小説:小樽の翠625.  精力とダイエット

2023年03月06日 | field work

 とにかく冬の緊張感が緩んだのか、アチキは朝寝坊した。春が近い。
 お昼を食べに街へ出て、いつもの小樽公園を散歩しながら最後の冬の情景を探していた。まだ雪がタップリ残る地獄坂の吹きだまりを通過すると、いつもの定点観測スポットだ。それはかって民家が建っていた空地であり、アチキが勝手にスケッチのポイントにしている。ここからなら樹木を避けて海が見えるから。描き終える頃に中学校のチャイムがなり小春がやってきた。
「オオッ!、バスケですこしはスマートになったかい?」
小春「うーーん、毎日鏡でボディチェックしているんだけど・・・、お肉つまんだり、身体の姿勢を変えてみたり・・・、だけどあんまり変わんないなぁ・・・」
「そんなすぐに効果は出ないでしょうよ」
小春「このままだと美希姉ちゃんみたいに、ヤリマンボディだよーーん」
「じゃあダイエット食。でも育ち盛りのボディだから必要ないかぁー・・」
小春「牡蠣、アボガド、オクラ、ショウガ・・それにブロッコリーかなあ?」
「うん!、それ男の精力源ばかりじゃん。それじゃあ痩せないかも・・・」
小春「ユウ君に食べさせているの!。これじゃあダメかなぁー?」
「皮がない鶏胸肉でタンパク質を取り、魚、豆腐、トマト、キュウリ、ブルーベリーかなぁー!?」
小春「二つをミックスすればいいか。ええーっと、牡蠣に鶏胸肉で、どんな料理ができるかなぁー?」
「治部煮かなぁー。味付けは白だしで片栗粉をまぶして煮るのがある。あとは牡蠣と鶏肉のバルサミコソテー。ソテーだから片栗粉をまぶして焼くんだろうな・・・」
小春「OK、それ作ろう。サンクス・・・・、今日は部活がないから買い出しにゆこうよ!!」
「精力付けとダイエットを同時にする!?、そんなメニューがあるかぁーーー」
そんなわけで小春と精力をつけるためとダイエットという相反するメニューのために入船交差点の生協へでかけていった。
入船通りの坂道もまだ雪が残る季節である。
・・・・
今日の小樽は雪がやんでいる。
春の臭いがするかもしれない。
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ドローイング700. 小説:小樽の翠624. 三点セット

2023年03月05日 | field work

 翠は日勤だったから夕方食材を抱えて病院から帰ってきた。夕飯を一緒に食べられるのもすこし久しぶりの感じ。
翠「寒いーーーーよお」
「アチキはさっき風呂に入ったばかり。追い焚きすれば入れるよ!!」
そういいかけると翠は、風呂に飛び込んでいった。
やはり雪国は、帰ったら真っ先に風呂が一番よい。
 小樽もまだ雪は残っていて寒い日が続くから、次は迷うことなく石狩鍋だ。炬燵にコンロをだして・・・、アチキが用意している。作るのは簡単、ならば熱燗にして増毛のサケ、サケ!。翠が上がってくる頃には、調度食べ頃になっていた。風呂、そして鍋と立て続けにゆかないと、寒い季節は乗り越せない。
 身体と胃袋を温めると、もう一つ食べるものがあった。後ろから翠を抱き寄せてスウットをはぐと湯気が立ちそうな乳房が出てくる。乳首を指先で撫でているすこしピクンと尖ってくる。その現象が不思議だなといつも思いながら、翠の乳房をもみしだく。翠の手がアチキの胯間を探っている。アチキのジッパーを引き下げてペニスを探している。主婦ってそんな仕草が自然にできるんだろな。
 翠が後ろ手にペニスをつかんで包皮をぐっとさげている。その細い指の感触が男には快感なのだ。
翠「ウウッ!。ベッドにゆこうよ・・・」
「火がついたてきたか・・・、寒いから女の身体に火をつけるのにも段取りがいるのだ」
翠を抱きかかえて二階のベッドにゆく。いつ布団からダブルベッドにしたのか思い出せない。
翠と長いキスをしている。
翠が眼をつむり口を開いている。
翠の膣にグイッと入れてみる。
翠の膣に入れると身体が少し後ろに反る。
翠の膣がペニスのサイズを計測するように、ジャストフィットしてくる。
翠の眼が虚ろにアチキを見ている。
翠のまぶたが閉じて骨盤がゆるく動き出す。
胯間がすれる毎に翠のクリトリスを刺激する。
翠「ウン、いいよーーー」
翠の骨盤が前後左右にかろやかに動き出す。
アチキの肩にかけた翠の爪が食い込む。
翠「ハアッ、ハアッーーーーーー」
なんだろうねぇー、人間という生物は・・・。
翠「アウッ、アチキ・・・いってぇー・・・・・」
もうちょっと・・・、たっぷりチャージして大量に撃とう。
経産婦のボディは若い女の子に比べれば静かに燃え上がる。
翠の膣の子宮口を狙って、といってもあやふやな感触なんだから狙いが定まらない。
翠が体全体で息をしている。いや子宮が精子を吸い込もうと激しく呼吸している。骨盤が前後に動きペニスが再奥まで引き込まれる感覚。
なにかが・・、多分子宮口が触れた途端にアチキは撃ちはなつ!!!。
翠が身体をよじらせて精子を子宮に吸い込もうとしている。
そのあと放心状態・・・。
沈むような脱力感がおとずれた。
・・・・
多分そのまま眠ってしまったのだろう。夜半に眼が覚める。
暖かい風呂、暖かい鍋、そして翠のボディは、雪国の3点セット。
それで熟睡すると、明日からまた元気を取り戻すんだ。
それが雪国の普通の暮らし方でしょう・・・。
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ドローイング699. 小説:小樽の翠623.  研修医の服部君

2023年03月04日 | field work

 翠の病院の真夜中のお菓子タイム。
晃子「今日は、服部君のネタがあるーーー」
翠「研修医の服部君!?。彼、顔に似合わずナンパするわけ。あの田舎くさい顔でナンパだよーーー・・・」
晃子「あっ、知ってる!?」
トシコ「なんか国立系の医学部で勉強したから腕はよいらしいよ」
晃子「いつも女の人見るとすぐ勃起するみたい。白衣の下はいつもテント張って歩いているもん。そいでさあ私いったのよ」
トシコ「なんてぇーー?」
晃子「『おまえやりたいだろう!?。ならばいかせてあげるから秘密にしとくんだよ!』っていったの」
トシコ「オオッ、!!?」
翠「いかせてあげるだけじゃリアリティがないから秘密にしとくんだよ、がリアル!!!。でっ服部君はできると信じるじゃん!!!」
晃子「でねっ!、夜は泌尿器科の採精室があいてるじゃん。彼はさっさと『待ってますー』といって採精室にいったわけ。そしたらもう勃起しているのよ。私、ペニスをさすってあげたわけ。そしたらさあグングン大きくなってくるのよ。血流が走り回っている感じ。服部君が早く入れてくださいよーーー、と言うから、私はやらせるとは言ってないよ。いかせてあげるといっただけ。『ええっ!!!、違うの!?』と彼が言うわけ。彼が起きようとしたら胸を押さえつけて羽交い締め!!!。でっ、さあ出してごらん!!、といって彼のペニスをしごいていたの。そしたら彼が射精しそうになったら尿道の根元をおさえて射精寸止め状態。そんで彼が青い顔してたじろいでいるの。『もう、出るよ!!!、入れようよ!!』っていって睾丸がヒクヒクしている感じかな(*^▽^*)。でね田舎者の種はいらねぇーよ。そんでこのままでももいいぜ!、といったの」
翠「オオッ、嫌みな寸止!!」
晃子「でしょう。そのままにしていたら服部君が『出したい、出ない、おかしくなりそう』というわけ。でっペニスの根元を締めつけて寸止めしながらペニスマッサージで暴発寸前ね。眼がうつろになりかけているわけさ・・・」
トシコ「オオッ、拷問じゃん!」
晃子「それで、女の看護師をナンパするのはやめろ!、もっと女を大切に扱えって言ったの。そしたら、『ハイハイなんでもしますから入れてください』、というわけ。そんでこれが私のお乳よん、といって一寸触らせたら、もうビュビューー!と勢いよく射精しちゃってガーゼの下はザーメンで一杯だったよん!!!」
翠「だって、たくさん刺激しておいて爆発寸前の寸止めだもん。続けたらどうなるんかなぁー」
晃子「きっと気絶するかも(*^▽^*)。でも服部君って童貞らしいよ。田舎暮らしが長かったから彼女とつきあった経験がないんだって。だから医者になったら看護師が当たり前にすり寄ってくると思っていたらしいの。研修医だからローテートで我々の科にもくるよ。内科、外科、小児科、産婦人科、救急科、精神科、地域医療とまわるもん」
翠「ウキャー!、勘違いの田舎者がうちにもくるんだぁーー」
トシコ「そんで最近静かになったのかぁーー」
晃子「そうだ!、あいつに手慣れた看護師でもくつつけるかぁー
翠「コウさんがいいよ!」
晃子「あの童貞殺しの必殺仕事人看護師!!!」(*^▽^*)
・・・
雪解けが始まる小樽の街である。
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ドローイング698. 小説:小樽の翠622. 雛祭りの日に御所車

2023年03月03日 | field work

 クロッキー教室へ出かけた。今日もジェシーか・・・
マサヒロ「か・・、なんてそんな贅沢は言えないっす!、小樽なんか札幌から遠いし、今日は吹雪いているからモデルさんが来たがらないからさ・・・。」
「まあジェシーは格好いいしな・・・」
マサヒロ「みんんなそう言うよ。だからジェシーもどんなポースでもするっていうわけ。御所車とか後櫓なんかどうっていうわけ・・・」
「雛祭りの日に御所車かぁーー、四十八手ね!」
マクサヒロ「そそっ、それは、期待してませんけど・・・よ!」
・・・
クロッキー教室が終わって坂道を下っていると後ろから・・
ジェシー「ヘイ、アチキー・・み・ど・り・さんと御所車やってるかぁーー」
「どこで、四十八手なんか憶えたんだよ」
ジェシー「古本屋!!、昔の本を買った。イラストがすごい。オオッ!!、ジャパネスク!!」
「100年以上前の本だな・・・」
ジェシー「コンドーム屋のリポートを読んだら、日本人は週2回しかセックスをしないって書いてあった。本当か?」
「だって、好きでもない男と女が気分でくっついたから、すぐに飽きるんだよ。仮面夫婦だもん」
ジェシー「なんだ愛さないで結婚するのか・・・。だから人口が減少するんだ。国家が滅びるぞ!!!」
「もう滅びかけていますーーー」
ジェシー「ステーキを食べろ!、沢山セックス出来る。だからステーキが欲しい」
「駅前のスーパーだなあーー」
ジェシー「アチキはみ・ど・りさんと毎晩しているか?・・・」
「ハイハイ、毎晩ですぅーー」
ジェシー「OK、それでよい。グッドカップル!!!、あのなあセックスは毎日すると飽きるんだよ。飽きさせない工夫が必要だ。それが日本の本。御所車とか・・・!!!
「それだけじぉないとおもうけど・・・・」
ジェシー「飽きても可愛いなと思うハードが大切だ!!。それが愛だろ!!!
「日本人は一夜限りが好きですからねぇー」
ジェシー「それって、西部劇のガンマンだな」
「いやいや、そんなに格好が良くない(*^▽^*)」
・・・・
駅前のスーパーでステーキ用の肉を買いあさりジェシーは札幌行きの列車に急いだ。
ジェシー「ハブ・ア・グッド・セックス!!!」
大きな声が駅前に響いた。
げっ!、駅前でいうなよーーーー

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ドローイング697. 小説:小樽の翠621.  ハコダテホンセン

2023年03月02日 | field work

 翌朝、青森は青空が広がった。kikiも子供と一緒に古川市場までついてきた。寒くても人付き合いの良いフィリピーナだ。
 古川市場でおにぎりとおでんと粕汁だ。通路に出ている小さなテーブルがを囲んで。
kiki「おおっ、粕汁が旨い。うちの亭主もこんなところで食べるのが好きなんだよ。不思議な日本人!!」
「アチキも好きですよ。粕汁に雪が舞い込むなんて風情があってよいさ」
kiki「フゼイ!?・・・、雪入スープが!?」
リュウ君「さて、飛行機で帰る?、鉄道で帰る?」
「鉄道!、長万部からハコダテホンセンに乗りたい」
リュウ君「オオッ、景色は素晴らしいけど・・・列車があったかなあ?」
「1本だけ小樽行きの各駅停車がある。長万部16時38分発、小樽着19時50分、翠は迎えに来ないが(*^▽^*)」
kiki「モ・ノ・ズ・キー・・・、飛行機なら1時間で札幌につくよーー」
リュウ君「北海道の列車はみんな二重窓だし客室とコンパートメントは間仕切り壁で仕切られているから、そんなに寒いわけではないよ。それに新幹線が出来たら小樽-長万部のハコダテホンセンは廃止されるからね。だからその前に景色が良いところを見るなら、今しかないかぁー」
「はい!、帰りは旅です。といっても夕暮れをみるぐらいかな。後は夜だよ。乗れば終点小樽だから寝てゆけるよ」
そう言い置いてゆこうとしたらリュウ君は、車で新青森の駅へ送ってくれた。
リュウ君「誰も乗らない鈍行で道中お気をつけてぇーーー」
寒風でリュウ君の声も途切れがちだ。
・・・
新函館で特急に乗り換えて長万部。
それから鈍行の旅。
ニセコアンヌブリが夕焼け空に映えている。
たった1両の気動車は、マイペースで小樽を目指している。
時折高校生が乗り降りするけど、車内はアチキぐらいしかいない。
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