Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

ドローイング704. 小説:小樽の翠628.  原始人みたいに・・・

2023年03月09日 | field work
 
 築港のカフェにゆくと美希姉ちゃんがいた。春休みだから実家にかえってきたのか。
「どう、彼氏と仲良くしている?」
美希「もち!、だって彼が帰ってくると、美希!、美希!!、大変だもん」
「欲望に疼いて帰ってくるってか・・・(*^▽^*)」
美希「だってさあ、彼が帰ってくるじゃん。するとGパンを下げて私のあそこにキスをして顔を埋めるのよ。それで犬みたいにブルブルと頭を振って。美味しいのかしら?」
「艶めかしい香りが良いのではないでか?」
美希「男の人って変な臭いが好きなのねぇー」
「愛おしさもあるしさ・・・、それも愛情表現。ストレートでいいじゃん」
美希「なんか原始人と付き合っているみたいだよーー」
「まあ人間は、原始人の時代から何も変わらないさ」
美希「その原始人がやってきた!、秘密だよ!!」
「相変わらず秘密の好きな輩だ。オオッ直人君!!」
直人「昔の空気が戻ってきたみたいだねぇー」
「昔と言っても、去年はここでたむろしていたよーー」
美希「これから私の実家でご飯」
「里帰りかぁー」
美希「違うのよ、私がご飯をつくるのよ!!」
「だって、小春は彼氏の家でご飯をつくってるでしょう。だからご飯の作り手がいなくなると、つくってエーと明菜がいうのよ。今は学校が春休みだからねぇー。ねえ、何作ろうか???」
「石狩鍋!!」
美希「それじゃ明菜にはたかれるぅーー。誰でもつくれるじゃん。味噌ラーメンなんて言わないでねぇー」
「北海道って生ものが沢山あるから料理を思いつかないなぁ」
美希姉ちゃんがスマホを置いて・・・
美希「ガスパッチョと烏賊の炊き込みご飯にしよう・・・さあ買い出しにゆこう」
・・・スーパーを徘徊し、食材を調達し、ナンタルの参道をあがっていった。去年もこうして3人でナンタルの坂道をあっていた。人間は成長するけど生活はあまり変わらんなぁー。
・・・
小樽もまだ寒いぞ。
コメント
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