オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

早春の野生化ニジマス釣り

2012-12-22 09:59:09 | ニジマスによる被害
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20XX-5-10  晴れ のち小雨  風やや強く寒い。

早春。寒い。小雨。エゾムラサキツツジ8分咲き。北見市の我が家の近くの渓流へこの時期、放流され野生化したニジマスたちが産卵に遡上する。この日は38 cm♀ 28cm♂ 25cm♂の3匹の野生化ニジマスが釣れた。ニジマス♀の産卵口からぱらぱら卵が落ち、腹を割くと手のひら一杯ほどの卵が残っていた。ニジマスの卵でイクラ丼にしたがおいしかった。♂は精巣が発達し、釣ったとき放精した。♂の胃は空っぽであったが、♀の胃には木の枝の小片が2個入っていた。この時期はあまりエサが豊富でないことを示唆している。この日、F氏親子もきていたようだが、ニジマスは釣れず、F氏の息子F1氏はあやまって川に転落し、ずぶぬれになったらしい。かわいそう。この日は例年みられる50cm越えの大型ニジマスはおらず、大方はもう産卵して川を下ったもよう。




















一般常識としては、北海道では、いまだ在来の渓流魚や自然がよく残っている水域に放流されたニジマスは危険な外来魚として駆除の対象だ。
ニジマスは釣り圧にとても弱いので釣り続ければやがて消えてゆく。しかし釣り人の考えは実に多様であり、在来の渓流魚や自然などまったく
無視する形で放流を続ける人もいるようだ。はかない目先の経済利益や何でも良いから大きい魚が釣れさえすれば良いとする人達だ。北海道屈指の自然豊かな渚滑川に滝上町がニジマス成魚大量放流....など。批判の多いこの放流は今でも続けられているのだろうか。 さて、種々の理由でもはや在来の自然が完膚無きまでに破壊されきった隔離水域に、公の場などで充分検討した後に外来魚を放すのは、私はなんら問題はないと思う。個人的な密放流は賛成できない。今回、産卵に遡上するニジマスを釣ったこの水域は、そう言った意味では多少微妙かな。まあ、ウチダザリガニまで大繁殖しているので、もはやニジマスがいても容認できる水域だと思います。



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コメント
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