オショロコマの森ブログ5

渓流の宝石オショロコマを軸に北海道の渓流魚たちと自然を美麗画像で紹介します、

北見市近郊、オショロコマ新発見、その壱

2014-04-09 20:48:45 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-6-12 (金) 曇り 一時晴れ 後曇り 後雨 気温13度C

北見市近郊、オショロコマ新発見、その壱

とある初夏の日、なんとなく思い立って我が家から近い湧別川水系支流 I川のさらにその支流N川源流域へ初めてのオショロコマ探しに出かけた。

この渓流にいたる林道への道筋がわかりにくいことこの上なく閉口した。右往左往、試行錯誤の末、やっと目的のN川へいたる林道へつながる道にはいった。


目的の林道に入って森を抜け、やや開けたところで急に雲が切れて陽がさしたとき、ヒメウスバシロチョウ4匹、ツマキチョウ8匹、 コミスジ1♂、 オオモンシロ、エゾスジグロ、モンキチョウ、ベニシジミ等多数が一斉に飛び始め、久しぶりに遭遇した蝶の乱舞であった。蝶屋のサガで、久しぶりに思わずネットを開いたが蝶を採る腕は相当落ちていた。空振り多し。

渓流に降りてみると浅くて限りなくだらだらとした瀬が続き、しばらく探ったが魚信なし。







もう諦めかけたころ、やっと現れたちょっとしたたまりでおもいがけずオショロコマが釣れた。さらにたまりを捜して釣り下った。





結局少ないながらこの北見市郊外のN川には奇跡的に残存したオショロコマがいて、これまで未調査であったこの渓流にも確実に分布を確認できた。























まわりの環境はうっそうとした二次林~三次林で川面は薄暗いところが多い。そのためか、暗色調の個体が主体である。幼魚・若魚が多いせいか特にこれといった特徴を見いだしにくいオショロコマ個体群であった。

結局この日はオショロコマは合計10匹確認、アメマス幼魚6匹、25cm ほどのアメマスも1匹釣れた。




この渓流のアメマスたち。




















渓流沿いに多かったクリンソウ。


幼魚・若魚が多いことは所謂尺イワナなどと称される巨大老熟個体が1匹釣れることより遙かに意義が大きく、この個体群の明るい将来が多少期待される。

撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースした。

              この項 続く。





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知床半島ウトロのペレケ川のオショロコマをやっと撮影

2014-04-08 20:49:56 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-11-19 晴れ 曇 また晴れ

知床半島ウトロのペレケ川のオショロコマをやっと撮影

ウトロの町中を流れて海へ出る小渓流ペレケ川は今回で5回目のオショロコマ探しであった。

オショロコマは必ずや棲息しているはずであった。しかし、この小渓流は徹底的にいじられて、あちこちガチガチにコンクリート護岸され、上流にはやたら大きなダムができて、もはやコンクリートで固められたような川になっていた。

これまで相当入念に探してきたがオショロコマはまったく発見出来ないでいた。

今回もまずウトロの町からペレケ川の公園地区にかけて入念にさぐったが案の定、魚そのものががいない。

ただ、海から近い町中の観光案内所付近で釣るとシンコヤマベは入れ食いであった。浅瀬にはサケも少し登っているがオショロコマはまったくいない。

そこで今回はウトロ高原側から最後のダムの上流で深い谷底の函になる付近にターゲットをしぼり強引に調査に入った。

しばらく笹原を進み、最近出来たらしい鹿よけ電気柵に沿って川にむかった。

最後は急な崖を注意深くなんとか下って、悪戦苦闘の末に、ついに谷底の川に降りた。



おそらく、近年、こんなところに降り立った人間はまずいないだろう。

この付近は、まったく人が入らない場所のようで、原始の昔からの渓流環境が残りオショロコマは入れ食い状態にいた。
















渓流の規模が小さいためか10-20cmの小型個体が多い。明るい青白色調でパーマークが目立ち赤点紋理は小型で赤みが少ない。かなり特徴的な個体群である。

頭がぺったらこになる個体が2♀♀いた。イワナは遺伝的に血が濃くなるとこのタイプになるらしい。所謂、扁平頭オショロコマである。





大型♂♀ワンペア、黒いオショロコマなど変わったのも釣れた。


浅い渓流を少し遡行してみたがものすごく深い谷底の函になる。


川に倒れ込んだ太い木を橋みたいに渡る際、滑って川に落下しそうになった。恐怖で頭がまっ白になった。

なんとか木にしがみつき落下しないで済んだ。

今回、アタック5回目にしてついに待望のペレケ川のオショロコマを撮影出来た。長年の肩の荷がおりた感じだ。



ふと、この巨大な岩はいつどこから転がり落ちてきたのだろうと思ったりした。


また急な崖を登ってもどったがきつい登りだ。私もF氏も死ぬほど息が切れてまいった。

はや冠雪した羅臼岳が雪できれいなので撮影した。






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流氷開け常呂の海鮮市場見物とブレのカスベ料理

2014-04-07 19:31:38 | 旅行
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20XX-3-25(金) 晴れ のち曇り

流氷開け常呂の海鮮市場見物とブレのカスベ料理。

午前11時、3人で流氷あけの常呂へ向かう。もう常呂漁港では漁がはじまっているだろう。

約40分で常呂着。常呂の町は閑散として人っ子一人見えない。



常呂は海が空いているようだがまだサロマ湖は凍っていた。



サロマ湖畔の鶴賀リゾートの海鮮市場や売店をみた。まだ観光シーズン前で客はほとんどいない。




海鮮市場では、とれたての魚や貝類、生きた毛ガニなどあったが、よくある魚ばかりで珍奇な魚はなかった。海アメマスもまだ網にかかっていないようだ。





今日はとれたてのカスベ(オホーツクで獲れるエイみたいな魚)をかなり売っていた。


























このカスベおいしそう。


地元でとれた魚のほかに、けっこう全道各地からの魚もあるようだ。

売り場に並んでいるカレイ類がまだ活きていたのでびっくり。



常呂の唯一のレストラン、ブレ(フランス語で小麦の意味)へ入って昼食にした。




こんな田舎なのにコックさんは一流でおいしい本格フランス料理(ムニエル専門みたい)を出す。



今日は旬の魚、カスベのムニエルの昼ランチを食べた。
















サラダもムニエルもおいしいのだがオイルたっぷりでちょっとカロリーが気になる。カスベのコキコキした軟骨の歯ごたえが良かった。新鮮素材のカスベ料理はここの得意料理みたい。

入れ歯の母も完食。ここで カスベ料理を食べたのは二回目かな。

ブレでは、もう少しするとサクラマス料理もおいしい。


                    おしまい。

 

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札幌サンピアーツァ水族館と千歳のおいしい居酒屋かまくらの思い出

2014-04-06 14:33:05 | 旅行
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20XX-12-28  道内大荒れ

サンピアーツァ水族館と千歳のおいしい居酒屋かまくらの思い出。

昨日は 定山渓でみんなで大どんちゃん騒ぎをやった。今年も例年通り、この時期特有の道内天候大荒れの合間をぬってのけっこうrisky な旅であった。

そんなわけで、今日も天候は不安定で無事北見にもどれるかどうか。

私たち夫婦は、帰りの飛行機まで時間があるのでJRで新札幌へゆき駅から歩いて3分のサンピアーツァ水族館に行った。

私たち夫婦は水族館が好きで、旅行中時間があればよく水族館へゆく。ここは、とりたててこれといった特徴のない水族館であったがコツメカワウソがたくさんいた。





コツメカワウソはとにかくかわいい。このかわいこちゃんを目的に水族館にくる人も多いという。

コツメカワウソ解説  東南アジア、インド、中国南部に生息。体長65cm, 体重 5Kg程度。

カワウソの仲間は世界中に13腫知られる。川、湖などの水辺、海岸線などに棲む。 カワウソ類のなかではコツメカワウソが最も小型。前足の指先に小さなツメがあるのでコツメカワウソと呼ばれる。前足と後ろ足には水かきがあり, これを使って水中で素早く動き回り 魚、カニ、カエルなどを捕まえて食べる。 体色は個体や生息地によって灰色、茶褐色、黒褐色など様々である。



石鯛の輪くぐりやゴルフなどの芸、電気ナマズ発電実験、ドクターフィッシュに指をつついてもらったり、マリンガールのシマアジへのエサやりなどが売り物のショウらしい。



オオカミウオ、ソイとガヤ、ホッケ、タラなどの写真がうまく撮れた。













タラ。




今回、最も印象的であったお魚はスレッドフィンパラダイスフィッシュであった。長い胸ビレが美しく、久しぶりにお魚に見入ってしまい、しばらくそこを動けなかった。この変わった魚は東南アジアに分布し 長いむなびれを使って砂の中に隠れるエサをさがす。日本近海にも ツバメコノシロという仲間が棲んでいるという。






千歳空港へゆき チェックインしようとしたら女満別行き最終便が機材ぐりがつかずなんと欠航。 

JALでとってくれたホテルルートイン千歳駅前へ行くとき 交差点で横断中、凍った路面で滑って思い切り仰向けに転倒、幸い 骨折や打撲なく無事であった。

夕食はフロントお勧めの 千歳の人気店 かまくら という居酒屋にいった。



店は完全閑古鳥。客は私たち夫婦のみ。

生寿司、まつかわ刺身、馬刺し、鳥、手羽、ブタの串焼き 日本酒は私が好きな増毛の国稀(ましけのくにまれ)に生ビールで少し食べ過ぎ、飲み過ぎた。


握り寿司は名人芸、ほめると わたしぁ 30年握ってますからとうれしそうでした。





馬刺身。




料理は最高、会計はとても安かったのでこの店、千歳でのお勧めです。


千歳は自衛隊の町らしく しかも多くは九州出身者らしい。みんな年末年始で帰省してしまい飲食店街は閑古鳥。

千歳の繁華街には人っ子一人おらず、見ると私たちだけが歩いていた。



翌日は天候回復、なんとか女満別へ飛び、北見へもどりました。

女満別が近づき、雌阿寒岳、雄阿寒岳、阿寒湖、屈斜路湖がよく見えました。


屈斜路湖。


雌阿寒岳。


雄阿寒岳。


                                     おしまい。



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 激流の川で巨大ニジマスと格闘 動画

2014-04-05 12:58:03 | 大型魚
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201X-8-21  (日)  晴 25℃
 激流の川で巨大ニジマスと格闘。

朝10時。 北見市近郊の渓流、ニジマスポイントへ出発。途中コンビニで昼食を購入し、現地に着いたら10時40分。車を降り、森の中を、かなり笹をこいでゆくと眼下に川が見える。今日はやや増水気味でゴウゴウと流れの音が山中に響き渡っている。

こんな日は流れの音でかき消されるため熊よけ鈴やラッパは効果無いと思う。爆竹を鳴らそうとしたが湿っていて駄目であった。

急斜面を降り、川に出た。最初のポイントでニジマス40cm ♀2匹を立て続けにかけ、VTRなども撮影。

今日は川が増水し急流で川は渡渉不可能。偶然の倒木が川をまたいで倒れていた。

この天然の橋を渡って対岸へゆき、そこから下流へ出た。私は右岸から釣ったが大型ニジマス2匹をかけた。

一匹は確実に手元までよせたがVTR撮影のため泳がせているうちに針がはずれ逃げられた。

もう一匹はテールウオークをしたあと針がはずれ逃げられた。この間、良型オショロコマを6匹かけた。この水域ではこの5年ほどニジマスとオショロコマがつばぜりあいをしている。なんとなくオショロコマが劣性で、あと5-6年もすればオショロコマは、きっと消えてゆくと考えている。

今日はニジマスもオショロコマも若魚や幼魚はおらず成魚のみ釣れた。

ここは水域の規模が大きすぎて、もはやニジマス駆除は困難である。


帰りがけに、最後に巨大ニジマス60cmがかかり悪戦苦闘のすえ、何とか寄せてランデングネットですくおうとした。その瞬間、竿がバキーッと二つに折れ、穂先がさけた。すかさず道糸を掴むと2号のハリスが切れたが、魚のほうから水中のランデングネットに飛び込んでくれた。間一髪で巨大ニジマスをゲットしたのであった。






さらにやや下流のポイント2箇所でニジマス40cmを二匹釣った。

ここはヒグマが多い。今日は激流の音で聞こえないとは思いながらも、必死に呼び子などピーピー鳴らしながらの釣りであった。

結局ヒグマの痕跡はなかった。始めはヒグマを恐れて釣りに来たがらなかった妻だが大型ニジマスを釣って一変にハイになってしまった。

しかし、ニジマス釣りは楽しいが、ここのオショロコマの行く末を思うと、とても複雑な心境である。

竿が折れたので帰りに釣り具店フィッシュランドで渓流竿を補充した。

けっこう 疲れた釣り行であった。 夕食は庭の畑のトウキビ、なす トマト などで済ませた。

You tube にアップしました。最後、カメラを地面に置いてから、しばらくフキの葉っぱの映像が続きますが、最後にデカニジマスが現れますので我慢して見てください。


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ルビーの赤目をした美麗猫.....

2014-04-04 23:32:12 | 渓流魚、蝶、自然
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ルビーの赤目をした美麗猫、タイヤ交換、キタミフクジュソウとBhutan難民。

20XX-4-10(日) 晴れ 11℃

天気が良いので午前中、F氏のところへ行きライフとフォレスターのスタッドレスタイヤを夏タイヤへ交換、ワイパー交換、洗車をしてもらった。彼の家には広い地下室があり、私たちの車のタイヤをあづかってもらうだけでなく自動車整備が趣味のF氏のF1氏が毎年タイヤ交換までやってくれるので本当に助かっています。

我が家は犬派だがF氏たちは猫大好き派。彼の家のまわりには何となく猫ちゃんが目立つ。

タイヤ交換の間、猫の写真を撮ったり、今が盛りのキタミフクジュソウの撮影をした。ところで、F 氏はアルピノではないのに真っ赤なルビー色の目をした不思議なニャンコ、赤目猫を飼っています。



そのあと4人で 北見ビール園へ行き昼食をとったが食べ過ぎた感じ。

帰ってから今年初めての庭の草取りをやったが、思っていたほど雑草がなかった。






このタイプのコイルスプリングバネは日本では充分ですが、モンゴルの悪路ではいとも簡単に割れ飛んでしまいます。私がモンゴルで雇ったランクルはこのスプリングコイルが2度も割れ飛んでしまいました。予備のコイルバネは必需品です。





キタミフクジュソウ。





ガクが花びらに比べてやや長めであることから福寿草ではなくキタミフクジュソウであることがわかります。また、もう少し葉が展開すると
葉の裏側にびっしりと細かな毛が見えます。福寿草には毛がありません。















  まったく関係ないけれど。

ブータン人口60万人のうち1989年からの民族同化政策で 1990年に12万人ものネパール系ブータン人が南部を中心にブータンを追われネパールで難民生活をしていることを初めて知った。

猛暑のブータン南部でも暑苦しい民族衣装が制度化されたり、どこへいっても王様一族の写真ばっかりだったり、国民総幸福度世界一などというマスコミ受けを狙った概念をだすあたり少し臭いと思っていたが そんなことだったのか。

ブータンは多民族国家で人口の20%をしめるネパール系住民は一大勢力であった。シッキム王国ではネパール系住民が次第に増え、ついに国民投票でインドへ帰属することが決まりシッキム王国が消滅した経緯があり人口増加率著しいネパール人勢力が強まるのを警戒してのことであった由。

私は1979年に初めてブータンに旅行したが、その後もひたすらブータンの蝶しか目に入らず、ブータン王国の光と影みたいな部分にはまったく関心がなかった。 興味のある方は( ブータン、民族同化、難民 )で検索すると関連記事がたくさん出てきます。


PS ; 帰宅後、猫ちゃんたちの写真を見たら、ルビー色の赤い目をしたニャンコがいた。赤目防止なしでのフラッシュ撮影でこんな 赤目ネコ 写真になったもようだが、こんな猫は実際にはいないとおもう。ただ、ネットで検索するといました。赤い目をしたにゃんこの動画が2日間で10万回もアクセスされていました。これは、暗いところでの動画撮影時、カメラから照明光が出るタイプのデジカメで撮影された映像と思われますが皆さんしっかりだまされているようです。動画の最後の瞬間、このにゃんこは普通色の目になっています。



赤目ニャンコに撮らないでほしいんだけどにゃー。





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釧路川水系源流域,初冬のオショロコマ、その弐

2014-04-04 12:27:52 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-11-28 金 曇り

釧路川水系源流域,初冬のオショロコマ、その弐。



この時期のオショロコマは活性がとても低いので、目の前までエサが流れていっても、なかなか食いつかない。

やがて、F氏がねばり釣りで良型オショロコマを釣りあげた。

さらに下って行くと産卵行動が終わったと思われる♂良型が比較的浅いたまりでかなり釣れた。何故か、そこに♀は少なかった。

今回は総じて♀が明らかに少なく、その理由は不明だ。

まだ産卵前のオショロコマ♀が唯一匹釣れたが多くは産卵行動終了後の個体であった。

F氏は得意のねばり釣りでさらに良型オショロコマを次々と釣り上げる。

対抗意識が高まり、妻は良いポイントを求め、一人でどんどん下っていった。大丈夫かなと見ていると、ついに滑って転んで右膝を岩に強打、うんウンうめく羽目に陥った。

この時期、川岸は凍っていて滑るので要注意である。

今日は思いがけず良型オショロコマが合計15匹ほど釣れてまあまあの良い写真も撮れた。










































ここのオショロコマ成魚は、一般的に色調が明るく、立派な体躯で斑紋は多彩で変化に富み、いまだ遺伝的多様性を誇っているかに見える。

一見、たのもしい個体群に見えるが、ビクを持った釣り人が数人入れば、あっというまにこの世から消え去るだろう。

まさにガラス細工みたいな生態系と言わざるを得ない。

私たちはこのような危うい生態系の多くは、多数の前例が示すように、このままでは種々の理由で近い将来必ず消えてゆくと思っている。

消えてゆくのを少しでも先送りにしたい。かといって現実にはなすすべはない。せめて消えゆくオショロコマの鮮明な画像を残すことがこのブログの大きな目的であることは皆さん周知のことである。

心配なのは、ニジマス汚染である。野生化ニジマスはオショロコマが消えてゆくのを猛烈な勢いで加速する。最近はニジマスの幼魚・稚魚も見られるようになっており、ここでは積極的なニジマス駆除が必要である。

これまで、勝手気まま、やりたい放題のニジマス放流を100%放任してきた行政も、もう待ったなし。しらないふりは許されない。

この日も撮影させていただいたオショロコマたちは全て丁寧にもとの場所にリリースしました。

あたりが薄暗くなってきたので川を上がったが、時計をみるとまだ午後3時30分であった。この時期の山間部は陽がかげるのがとても早い。

帰り道、麦畑には沢山の白鳥たちが降りてなにかをついばんでいた。





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釧路川水系源流域、初冬のオショロコマ、 その壱

2014-04-03 21:57:19 | 渓流魚、蝶、自然
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20XX-11-28 金 曇り

釧路川水系源流域、初冬のオショロコマ、 その壱。

この日は網走川水系、釧路川水系のいくつかの支流をまわったがオショロコマの新産地は追加できず、アメマスやヤマベばかりで、かなり欲求不満な状態であった。

そこで最後に釧路川水系のオショロコマ既知産地であるが、とある源流域に入ってみた。この時期にこの渓流に入るのは初めてである。

林道へ入って行くとすぐにキタキツネが現れた。国道付近をうろついてポーズをとってはエサをねだる観光キツネと違って、野性味あふれる風貌の精悍なキタキツネであった。




ここぞと思う場所から笹をこぎ川に接近、急斜面を滑り降りるようにして谷底の川へでた。



この渓流はいつきても、どっきりするほど流れる水が美しい。どこまでも透き通るような清流だ。

この付近にはサケマスの遡上はないのでこの時期、クマさんと鉢合わせする心配はないだろう。

まず、最初のポイントでニジマス若魚4匹、ヤマベ2匹とオショロコマが6匹。すでにニジマス汚染が始まっており、これまでの経験からすれば、5-6年後には最終的にニジマスがオショロコマを完全駆逐する恐れがある水域である。






































その後もぽつぽつとこの渓流独特の明るい色調の美しい良型オショロコマが釣れた。

手早く水中で撮影し、リリースすることを繰り返していった。

         この項 続く。




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2010年当時、古い温根湯山の水族館

2014-04-02 22:59:17 | 渓流魚、蝶、自然
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2010-4-30(金) 強風 晴れ 寒い

山の水族館へ各種トラウトたちを見に行った。

帰りに久しぶりに温根湯の山の水族館へ寄ったがまだ観光シーズンではないせいか閑散として客はほとんどいなかった。 



ドクターフィッシュがいた。そのほかは展示も何の変わりばえもなく、旧態依然、いつもと同じ。

ここの売り物の大型イトウの群泳する水槽ではエサ用の20cm前後のニジマスが奥の方に真っ黒に群になって怯えているのがちょっとかわいそう。

じーつと見ているとイトウがニジマスを豪快に捕食する瞬間も見ることができます。

イトウ、ミヤベイワナ、アメマス、ブラウン、ぴらーにゃなど撮影。

最近は入手困難なのかオショロコマやカワマスがいない。年々、展示されるトラウト以外の淡水魚の種類が減ってきている。


イトウ。




ピラーニャ。


細身のアメマス。左下ミヤベイワナ。






ミヤベイワナの群れは健在でしたがヒレの付け根などに腫瘍のある個体がみられる。



ブラウントラウト。


アロワナ。


館内とても寒かった。ぶるぶる。

展示水槽内の魚は病気やヒレの退化、腫瘍、皮膚病、鼻先のつぶれや潰瘍など 淡水産トラウトを水槽で飼う難しさが年とともに露骨・顕著になってきている。みんな、かわいそうで撮影する気にならない。

ブラウンは特にヒレの退化、変形がひどい。

白いイトウなどは水槽飼いの変形で怪物みたいな異様な魚になってしまい、目をそむけたくなる、見るも無惨な姿である。

また ヤマベの水槽にはアマゴがけっこう紛れていて、赤い点々のあるヤマベがいるのではないかと誤解する人がでるとまずいなあ。

きっと本州の養魚場あたりからの発眼卵を入れる道内の養魚場のものと思われます。

一時期、近郊の常呂川上流のヤマベ・ニジマス放流水域でアマゴが釣れていたことがありますが、ちょっとやり過ぎかと思います。

温根湯ツツジ山はほんの少し咲き始めているがまだまだ開花は遅れそう。




これは今から6年前の温根湯山の水族館のきびしい状況の記録です。建物も相当古くなり、展示もマンネリの極みで、入館者は完全頭打ち。もう、こんな水族館はやめたほうが良いのでは、といった意見が大勢ををしめていました。ちょうど、かって旭川市のオンボロ旭山動物園が閉鎖寸前に追い込まれてしまったころと良く似た状況でした。しかし、旭山動物園と同じように、旧態依然で閉鎖寸前までいった温根湯山の水族館は生まれ変わりました。マスコミの応援もあって入館者は新規開店後、爆発的に増え、いまやオホーツク観光の目玉となっています。

ただ、今のままではいずれ飽きられる可能性もあり、今後とも色々なアイデアを盛り込んだ工夫を続けてゆく必要があると思います。今後ともご検討を祈りますし、いろいろ応援もしたいと思います。




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十勝 、早春のブラウン その弐

2014-04-01 21:01:58 | ブラウントラウト
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十勝 、早春のブラウン その弐



201XX-4-17(土) 晴れ 10°C.



今日のブラウンは汚い黒色調で鱗も荒くあまり美しい感じはない。むしろ何となく薄汚い魚といった感じだ。

冬を越し、これから魚体もきれいになってゆくのであろうか。

ハナカジカも大小6匹を確認、ここではブラウンと混生している。















ブラウン幼魚も多い。




























ニジマス幼魚も見られる。ここではニジマスも自然繁殖している。



この日は結局、特に釣り人の気配のない水域を入念に探った結果、ブラウン15-27cmの個体16匹、稚魚10匹を確認できた。

撮影させていただいた渓流魚たちは全て、もとの場所にリリースした。

今日の状況を見ると、十勝地方の大畑作地帯の真ん中を流れる人工的排水路を思わせるこの川に繁殖するブラウンが、釣り人の超人気ターゲットになっていることは明白だ。

在来種との関係さえクリア出来れば、ほぼ死の川と化した十勝地方の用水路などの完全閉鎖水域がブラウンの川として復活することに異議を唱える釣り人はまずいないと思う。


ただ、本州のブラックバスみたいになる危険をはらんでいることは、今日の釣り人たちのマナー( 平気でゴミをすてるなど、自分さえよければ良い )を見る限り否定しえない。


川原に古タイヤを捨ててゆく者もいる。








遅い昼食のおにぎりを食べたあと北見にもどったら午後3時30分であった。

 夕方にかけてすこしお湿りの雨が降ったがすぐ止んだ。早春の低温、乾燥が続き農家の人たちは冷害を恐れやきもきしているもよう。

                   この項 終わり。




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