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20XX-6-12 (金) 曇り 一時晴れ 後曇り 後雨 気温13度C
北見市近郊、オショロコマ新発見、その壱
とある初夏の日、なんとなく思い立って我が家から近い湧別川水系支流 I川のさらにその支流N川源流域へ初めてのオショロコマ探しに出かけた。
この渓流にいたる林道への道筋がわかりにくいことこの上なく閉口した。右往左往、試行錯誤の末、やっと目的のN川へいたる林道へつながる道にはいった。
目的の林道に入って森を抜け、やや開けたところで急に雲が切れて陽がさしたとき、ヒメウスバシロチョウ4匹、ツマキチョウ8匹、 コミスジ1♂、 オオモンシロ、エゾスジグロ、モンキチョウ、ベニシジミ等多数が一斉に飛び始め、久しぶりに遭遇した蝶の乱舞であった。蝶屋のサガで、久しぶりに思わずネットを開いたが蝶を採る腕は相当落ちていた。空振り多し。
渓流に降りてみると浅くて限りなくだらだらとした瀬が続き、しばらく探ったが魚信なし。
もう諦めかけたころ、やっと現れたちょっとしたたまりでおもいがけずオショロコマが釣れた。さらにたまりを捜して釣り下った。
結局少ないながらこの北見市郊外のN川には奇跡的に残存したオショロコマがいて、これまで未調査であったこの渓流にも確実に分布を確認できた。
まわりの環境はうっそうとした二次林~三次林で川面は薄暗いところが多い。そのためか、暗色調の個体が主体である。幼魚・若魚が多いせいか特にこれといった特徴を見いだしにくいオショロコマ個体群であった。
結局この日はオショロコマは合計10匹確認、アメマス幼魚6匹、25cm ほどのアメマスも1匹釣れた。
この渓流のアメマスたち。
渓流沿いに多かったクリンソウ。
幼魚・若魚が多いことは所謂尺イワナなどと称される巨大老熟個体が1匹釣れることより遙かに意義が大きく、この個体群の明るい将来が多少期待される。
撮影させていただいた渓流魚たちは全て丁寧にもとの場所にリリースした。
この項 続く。
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