科学の後退

子供の頃、理系は好きだったが、答えのはっきりしない文系の勉強は好きでなかった。その中で、歴史の勉強は自分の育ってくる過程と重なり、出来事の必然性や科学性を感じ、理科や数学同様面白かった。
 教師になって、30年ぐらい前から、歴史の描き方が変わってきた。端的に巻末の歴史年表に見られるように、人物中心になり、物語性が強まり、あの当時の興味はそがれた。
歴史も社会現象も偶然のものばかりでなく、必然性や科学性を持ち原因があっての出来事の場合が多い。それなりの経過や時間を伴って事は起きる。
 
 異常気象×物価高騰×世界経済のインフレ後退 、も偶然起きるものではない。地球的に見るとこれらの因果関係は、地球の
科学(化学)反応と言ってもいいぐらい。
 以前の日本のバブル崩壊もそうだったが、今回も、1年前に予告したリーダーや学者はいたろうか?
 今回も、特に後の2項目は誰一人として思いつかない。

科学を軽視した教養や学問を多く積み権威を得た人たちの実態だろうと思う。

これらのことは、
社会の色々な分野の(科学)技術は進歩しても、科学が後退している事を意味してはいないか。

だからと言って、悲観することはない。
 我々ヒトが科学しなくても我々が立っている地球は絶えず科学(化学)的に反応する。
 我々は地球の科学的なサインを見落としているだけだけど。これが、ドライバーや船長ならどうなることか?
 地球が我々を誘導し励ましてくれるから、大丈夫!心配はいらない!と、ドジドジヒヤヒヤしながら思っている。

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