確かなこと

たしか論語の中に「60(?)にして耳に従い矩を超えず。」というのがあった。
 朝から、いくつかのテレビ局が政治討論会をしていた。原油高騰など、内外の問題を与野党を始めいろいろな人が論じていた。
 主張する人、批判する人など見解の違いはあるが、どの主張にも共通したものを感じた。我々が地球の有限な資源を食い潰し、地球を蝕んでいる疑いようのない事実を抑えての言葉を司会者も含め誰からも感じなかった。
 この間のサミットもそうだったが、疑いようのない事実から目をそらしたのでは、話は浮わづき、まともな対策が立てられるはずがない。
 内側の自分の確かな声に耳もかさず、泥舟を漕いだり、すがったりする我々の姿が目に浮かんだ。

確かな現実を避け、容易に受け入れられない我々。

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