「絶学無為の間道人」

以前、ここで書いたかもしれないが、何でか又書きたくなった。
 学生時代、禅の勉強で見かけた言葉だが、心に残っている。
 本当のことを知っている人は学問を超えた元々の無為な人だよ、と言う意味である。
 今日、内外の突きつけられた問題に、コメントするのは大抵、学力の一杯入った人たちのようだ。学力の一杯入った人たちの指導でこうなったのに、またそういう権威の人たちが次々登場しても解決するはずがないのは当たり前。
 今求められてるのは、間道人、つまり下手に知識であれ権威であれ
色々なものをくっつけた人でなく、元々の綺麗さっぱりした普通の人ではないか。
 今の時代はアピールやパフォーマンスのタイプが受けているようだが、逆の内観内省のタイプが必要かと思う。
 そんな目で自分や周りを見ると、どうなっているだろう?

 

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世銀総裁『世界経済は危険な局面』をどう見る

世界は文字通りの現実だと思う。総裁は人災と断定するがそのとおりであり、政策の積み重ねの結果であり、我々、人が問われている。
 ヨーロッパの中央銀行は2.25パーセント利上げし、来週からは洞爺湖サミットがある。
 
  世界のリーダーが、あの洞爺湖に来てくれるのだから嬉しいし、「ご苦労さん」の気持ちがないでもない。

 福田首相は役割を果たそうと気合を入れているようだが、テレビの映像を見ると、少しナーヴァスになっている感じがしなくもない。


 心底、何とかなって欲しいと期待しながら、自分の期待そのものに根拠があるとは考えにくい。
 理由は3つ
   ①今回の中央銀行の利上げに見られるように、打つ手が既に縛られ、手の施しようがなかったり、将棋で言えば「王手飛車取り」のような2項対立の関係まで既に追い込まれている。
 
  ②サミットに集まる首脳は全員、今日の「危険な局面」と言われるまで、世界をリードしてきた人たち。環境問題も、「経済成長と環境の両立」に見られるように、立場や対策がガンジガラメの人たちが集まって何が出来るだろうか?

   ③これまでの伝える所では(機構上のことだとは思うが)どの首脳も、地球そのものや、疫病の危機の認識がなかったり希薄 なようだ。本当の意味で安全(保障)の意識が薄い。
  だから
 しばらくは、地球の自然に頼るしかないが、

 我々は日々、他人の真似をせず、自分にとっての水や太陽を探せばいい。

焦ってもしょうがない、月から見ても見なくても
   物事、 成るようにしかならないし、成るようになる。
   結局、何とか成るもんだよ!  
               

 

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