気になっている

 【命のある間は正気でいなければ】は大江健三郎氏が定義集で故井上ひさし氏へ送った1文の見出しである。
 その中に、井上ひさし氏作『少年口伝隊一九四五』の中の被爆に心も崩れそうな少年と、励ます老人、その二人ともかれ自身です。と取り上げさらに「いのちのあるあいだは、正気でいな いけん。おまえたちにゃーことあるごとに狂った号令を出すやつらと正面から向き合うという勤めが
まだのこっとるんじゃけえ」と原文を紹介している。
 大江氏も井上氏も(正気と狂気)を相当気になっている(なっていた)なとほっとした。
 狂った号令や情報を多く感じるもんだから‥
  
            
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )