景気を悪くする景気対策

政治は何時の時代も景気対策を優先して行ってきたが、景気はよくなっているどころか悪くなっているようだ。単に実感が伴わないだけでなく、実質的可分所得が減っている。
この間《~以来の好景気》と言われた時期もあったが、それは(景気とは何ぞや?)が問われるだけである。
 世界は景気対策を繰り返しながら、景気を悪くしている。結果的だが論理的に《景気を悪くする景気対策》と言えなくもない。
 しかし、これは難しい論理的な帰結でなく、目に見える政策からも言える。
 これまで世界は景気対策として、国は借金しながら財政投資と金融緩和を2本柱として進めてきた。
 今はギリシャの財政赤字が世界の景気を落としている。
 小さなギリシャだけでなく超大国アメリカや経済大国日本など先進主要国は軒並み赤字財政下にある。しかし、借金して景気がよくならないのは当然な事で、どこかで勘違いしていることになる。
 要するに周りにお金がある時代は一時期借金しても事業によって稼ぐ事はできる。
 しかし、あちこちが借金している時、同じ方法は通じないのは自明。
 (あくまでも例えの話だが、サラ金国家《金融国家》が多くなりすぎて、サラ金稼業がうまくいかない、と言う言い方もあながち的外れとはいえないだろう。この例えで言えば、国民は知らないうちにサラ金地獄の中にいるとも言える。)
 とっくに限度のラインを超えているのに、相変わらず旧来のサラ金的な《景気対策》を繰り返している。
 
教育もまた同じように、教育政策によって教育の悪化を進めている。
  何事も、限度を越えたら、逆の結果を招く。(過ぎたるは及ばざるが如し)
見極めが全く出来ていない。

(だから、小さな星は可笑しく面白いとも言えるが、自ら霊長類と命名するヒトであっても子供たちには、そうは言えまい。)



 
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