無責任な《ユーロ危機と日本》

日本の主要紙である朝日新聞の社説で《ユーロ危機と日本》と題して「信用の崩壊を食い止めよ」さらに「財政赤字を放置しない責任感ある政府を持つ事こそ、ギリシャから得るべき教訓である」と結んでいる。
 感覚的にはあまりににも当然過ぎて、内容的には何もいっていないに等しい。
  
 《将来雪だるま式になる》との声がありながら、財政投資と金融中心の景気対策を求めるマスコミ情報の支援もあって日本は法律的に赤字国債を発行し続け、30年近くにもなる。
 特に。規制緩和によって金融国家へ導こうとした小泉郵政改革を支持し、水先案内役を果たし世論を形成し総選挙で圧勝させたのは4年前でなかったか。
 これまでの経過と責任をほうかぶりして、正論(政論)を言うマスコミは何も語っていないに等しい。またして、こんな無責任な情報によって責任感のある政府や民意や世論を形成できるものではない。
 これが、一国の話でなく世界的だから、地球ごと可笑しくおかしいことになる。
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