愛人

 甲州街道を走っていたら、目の前に~産業のでっかいトラックの背中いっぱいに大きな筆文字で ー敬客愛人ーと書かれた一見右翼っぽい車が走っていた。その会社の経営方針を謳ってるのはすぐ気が付いた。日本で「愛人」は公の夫婦以外の異性との関係で使われ、中国では夫婦そのものを表すことは知っていたが、-敬客愛人ーと通して読むと、「愛人」の意味は全く次元が違ってくる。

 右翼のトラックどころか、会社の哲学の深さを背中に見ながらずーっと走っていた。

   教え子が敬客だったか愛人だったかは分からないが、人を愛する「愛人」は一生ものだと教えてくれた気がする。

    

 

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  知らぬ間に人をも壊さないか?

 

    グローバルな行き詰まりや混乱の中で

人間の組織がする行動であれ自分の個人的な行動であれ(自滅や共食い的な行動)は少なくない。

 人間の成長や発達?の反対側にあるとも言える思考停止や感覚マヒはもともと避けがたいものなのかもしれないが、気になることはある。

 (マスコミ全体にも言えることだが)特にテレビ番組を再三中断するコマーシャルの人間の思考や感性に与える影響の事である。

  テレビが普及し始めたころは コマーシャルも物珍しく興味もあったが、やがて煩わしくなり最近は不快感そのものを否定し抑え込むような感覚を自らに覚える。

  頭に描かれたイメージは一方的に外部から中断され壊されるのだから、思考力や感覚に良いわけがない。

  思考力や感覚をマヒさせながら情報を受け取っているとすれば、マインドコントロールされたに等しく総合的な判断力は低下し、世界を行き詰まらせ自滅的な行動に走るのは必然的な結果とも言える。

 かつて評論家の大宅宗一氏は「テレビによる1億総白痴化」を予告するかのように言った事がある。
   子供の授業で再三中断させられたら、その影響は勉強どころではない。

 心理学・医学・情報科学…でも、専門的に研究されているなら評価を聞きたいし、所轄の文科省や公共の電波を管理する行政にはその対策を求めたいが…。   ただ支配の構造から言って、何所も指一つ触れられないのが実態なんだろう。

 

  

 

 

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