反知性主義的文明

都心へデモにでも出かけようかと思っていたら、夕方雨が降だし寒々してきたので買い物に付き合うことにした。気のせいか町はひっそりしてるのに行き付けのそのスーパーはいつもより混んでいた。

ところで、アメリカの大統領選挙を通して保守的な反知性主義的な文化を思わせる現象が双方に見られた。(例えば、銃規制やアメリカンドリーム、経済対策より景気対策)

知性より金に価値観を置くこの現象はアメリカの保守層に限らず体制を越え世界的な傾向ではないか?

「改憲や集団安保」は日本の保守層の言い伝えのようなものだが、世界がグローバル化している現状の中で、それを杓子定規に解釈し現状に合った形に継承発展させなくて良いのだろうか。世界的な反知性的な傾向を思わずにはいられない。

これは世界の保守層だけなく、反体制やリベラル層も同様であって背景である現代の文明・文化の1面とも言えるが、時空を超えては、強欲や醜悪の誹りを免れない。

 

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