恋人に去られた悲しみ、そんな哀しい女心を歌わせたらビリー・ホリデイに敵うシンガーはいない。「グッド・モーニング・ハートエイク」もそのひとつで、曲紹介には作者のアイリーン・ヒギンボサムはテディ・ウィルソンの元妻、と書かれているが、どうやら別人のアイリーンで、チェック・ウェッブやルイ・アームストロングの楽団で豪快なトロンボーンを吹いていたJ.C.ヒギンボサムの姪らしい。どちらにしても女性でなければ書けないバラードである。
46年にビリー自身の歌で大ヒットしているが、この女心に一歩入り込んだ曲に刺激を受けてフランソワーズ・サガンは、「悲しみよこんにちは」を書いたそうだ。「心の痛み」を擬人化した曲だが、その「心の痛み」は当時18歳だったサガンの乙女が持つ繊細な痛みであり、主人公である17歳の少女が抱える悩める痛みなのかもしれない。ビリーに憧れたシンガーなら一度は歌う曲でカヴァーも多いが、サガンといえばフランスの作家である。意図したわけでもなく、こじ付けでもないが、偶然にも(笑)トリコロールのデザインのジャケットで、この曲を取り上げているアルバムがあるではないか。
オードリー・モリスである。パリジェンヌが小洒落たビストロで歌う情景が浮かぶが、モリスは10代のころビリーを夢中で聴いたというアメリカ人だ。ピアノの弾き語りでクラブに出演していたところ、たまたま聴いたXレーベルのプロデューサーが気に入り、レコーディングしたのがこの作品である。勿論得意の弾き語りで、バックにはベースとシンバルが配置されているもののアクセントを付ける程度の音なので十二分にモリスのピアノとヴォーカルを堪能できる。声もフレージングも滑らかで、喩えればじっくり牛肉を煮込んだポトフに合う、さして高級ではなくても味の良いフランスワインといったところだろうか。
ビリーは58年11月に二度目のヨーロッパ・ツアーを行っているが、当時の様子をサガンは「私自身のための優しい回想」で綴っている。「それはビリー・ホリデイだった。だが、彼女ではなかった。痩せ細り、年老い、腕は注射針の痕で覆われていた。(中略)集まった人々が拍手を送ると、彼女は聴衆に向って皮肉とも哀れみともとれる眼差しを投げかけるのだった。それは自分自身に対する容赦ない眼差しでもあったのだろう」と。亡くなる8ヶ月前である。最期までビリーは哀しい。だから今なお心を打つのだろう。
46年にビリー自身の歌で大ヒットしているが、この女心に一歩入り込んだ曲に刺激を受けてフランソワーズ・サガンは、「悲しみよこんにちは」を書いたそうだ。「心の痛み」を擬人化した曲だが、その「心の痛み」は当時18歳だったサガンの乙女が持つ繊細な痛みであり、主人公である17歳の少女が抱える悩める痛みなのかもしれない。ビリーに憧れたシンガーなら一度は歌う曲でカヴァーも多いが、サガンといえばフランスの作家である。意図したわけでもなく、こじ付けでもないが、偶然にも(笑)トリコロールのデザインのジャケットで、この曲を取り上げているアルバムがあるではないか。
オードリー・モリスである。パリジェンヌが小洒落たビストロで歌う情景が浮かぶが、モリスは10代のころビリーを夢中で聴いたというアメリカ人だ。ピアノの弾き語りでクラブに出演していたところ、たまたま聴いたXレーベルのプロデューサーが気に入り、レコーディングしたのがこの作品である。勿論得意の弾き語りで、バックにはベースとシンバルが配置されているもののアクセントを付ける程度の音なので十二分にモリスのピアノとヴォーカルを堪能できる。声もフレージングも滑らかで、喩えればじっくり牛肉を煮込んだポトフに合う、さして高級ではなくても味の良いフランスワインといったところだろうか。
ビリーは58年11月に二度目のヨーロッパ・ツアーを行っているが、当時の様子をサガンは「私自身のための優しい回想」で綴っている。「それはビリー・ホリデイだった。だが、彼女ではなかった。痩せ細り、年老い、腕は注射針の痕で覆われていた。(中略)集まった人々が拍手を送ると、彼女は聴衆に向って皮肉とも哀れみともとれる眼差しを投げかけるのだった。それは自分自身に対する容赦ない眼差しでもあったのだろう」と。亡くなる8ヶ月前である。最期までビリーは哀しい。だから今なお心を打つのだろう。
25-25 さん、ロージーとダンテはお似合いです。
Dante DiPaolo and Rosemary Clooney
http://www.youtube.com/watch?v=6yXyP8u2JBM
25-25さん、そういう時はIMDbです。
Dante DiPaolo 俳優さん
IMDb
http://www.imdb.com/name/nm0167041/bio#trivia
>garland さん。
>「よっしゃ、おばちゃんがあんたに合う役を見つけてきたげる」と、探してきた役が、この「ER」のDr.だったと、何かの記事で読んだことがあります。
そうか、「伯母の七光」だったんですね、
これは初めて聞きました。
>TAKASHI さん。
>2度の結婚生活の破綻、
名優ホセ・ファーラーとは一度結婚後離婚(その間に
ネルソン・リドルと不倫)、その後ホセと再婚して
数年で再び離婚、でしたよね。
しかし、Wiki を見ると、生涯で3度の結婚、との
記載があるのですが、3度目は誰だったんでしょう?
TAKASHIさん
ローズマリー・クルーニーの「ER」の主演回は、たまたま見ていました。 病棟内で歌っていましたね。
G.クルーニーは「ER」出演以前は、これといった大きな役がなく、ある日「よっしゃ、おばちゃんがあんたに合う役を見つけてきたげる」と、探してきた役が、この「ER」のDr.だったと、何かの記事で読んだことがあります。
G.マッケンジーの「冒険野郎~」は知りませんでした。
ロージーは一度だけですが、生で聴くことができたので、良かったです。
オーレックスジャズフェスティバルでした。
ジョー・アン・グリアも一緒に出演した時です。
「ジェシカおばさんの事件簿」は見ていなかったな。
アメリカでは12年も続いたドラマみたいですね。
ジゼル・マッケンジーは「冒険野郎マクガイバー」にも出ていたみたいですね。
ちなみに、ローズマリー・クルーニーは「ER緊急救命室」にゲストで出ています。
甥っ子の関連でしょうね。
Good Morning Heartache Vocal Best 3
Lorez Alexandria / Early In The Morning (Argo)
Ella Fitzgerald / Newport Jazz Festival Live At Carnegie Hall (Columbia)
Rosemary Clooney / Tribute To Billie Holiday (Concord Jazz)
1位3点、2位2点、3位1点方式で決定しましたが、ロレツが圧倒的な得点数でした。次いでエラ、ロージーも素晴らしい歌唱を披露しております。
他にもメアリー・コクラン、オードリー・モリス、ダイアナ・ロス、クリス・コナー、ディーディー・ブリッジウォーター、安田南、中本マリ等々、多くの名唱が挙がりました。それぞれに個性が際立っており、ビリーの持ち歌を越えた歌になっております。今宵はお気に入りの「グッド・モーニング・ハートエイク」をお愉しみください。
シュープリームスは中学生のころ随分聴きました。「一人ぼっちのシンフォニー」は大好きな曲でした。私はキャンディーズの「哀愁のシンフォニー」と並んで2大シンフォニーと呼んでおります。(笑)
「ジェシカおばさんの事件簿」は観ておりませんが、あのヘアスタイルかな。
ロージーは私生活が破綻しても明るさを失っていないですね。それは対面上からかもしれませんが、アメリカン・ドリームを掴んだ真のエンタティナーの姿と思います。
ロレツに次いでディーディーがきましたか。ホワイトハウスに招かれて歌うだけの貫禄があります。
グラディス・ナイトは持っておりませんが、ご紹介いただいた画像で試聴した印象では説得力がありますね。サム・クックも歌っておりますのでブルース系のシンガーに人気がある曲なのでしょう。
2000年代に入っても若いシンガーがこの曲を取り上げるのは喜ばしいことです。それにしても最近の歌手は上手い。
さすがにリアルにダイアナ・ロスが「シュープリームス」にいた頃は知らないので、若干若い世代になりますか(笑)
TAKASHIさんが探して下さった動画は、今夜ゆっくり拝見しようと思います。
ところでジゼル・マッケンジーは、「ジェシカおばさんの事件簿」に食堂の女将の役で出演していましたね。
>ロージーも良いのだが、ロージーの持つ雰囲気とこの歌の暗さがアンマッチではと思う次第。
若いころのロージーのイメージに暗い歌はそぐわないですね。
しかし、2度の結婚生活の破綻、精神的苦痛、薬物依存と私生活は必ずしもハッピーではなかったようで、
それを乗り越えて再起した後の彼女の歌に惹かれます。
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Good Morning Heartache BEST3
1.Lorez Alexandria / Early In The Morning
2. Dee Dee Bridgewater / Eleanora Fagan 1915-1959: To Billie With Love From Dee Dee Bridgewater
3. Gladys Knight / Before Me
他にNorwayのビリー・ホリデイ信者Laila Dalsethも歌っています。 Time For Love(1986,Norway)
最近の歌手も歌っていますので機会があれば聴いてみてください。
Ulita Knaus / Sea Journey(2005,Germany)
http://www.ulitaknaus.com/
Alice Claire Ranieri Quartet / Every Song (2009,Italy)
http://www.myspace.com/aliceclaireranieriquartet
Honor Heffernan / Fire and Ice (2006,Ireland)
http://honorheffernan.com/
世間は平日のとき休日ということは、明日からの世間は連休のときにお仕事でしょうか。お疲れ様です。
ナリキリは日本でも同じですが、やはり格好から入るようですね。くちなしの花を付ければビリーになりきれる訳ではありませんが、それぞれに特別な情感が入っているように思います。因みにジルのバックで気持ち良さそうに吹いているクリス・ボッティですが、先月の札幌公演は着飾ったオバサンが並んでいたとか。とてもジャズ・プレイヤーの観客とは思えん。(笑)
レネーは天才少女も大人になれば唯の人ですが、美少女は大人になれば艶っぽい、と見ました。
ところで、動画を楽しむうちハンク・クロフォードにを見つけました。CTIですのでフュージョンでギンギンの演奏かと思いきや、テーマを丁寧に吹いていて驚きました。この曲のインストを話題にするときに参考にさせていただきます。
皆さん、存分に動画をお楽しみください。これほど個性が際立つ曲はありません。
「遠藤瓔子」さんですね。「瓔」は名前ではあまり見ませんが、「瓔珞つつじ」に使われるように仏教の字のようです。
エラとロレツはベストを争う僅差ですね。問題は3位でして、今週も割れております。長らくベスト3の企画を立てておりますが、決定的な名演と名唱はあるようでしてベストワンとそれに匹敵するものは簡単に決まるようです。これが3枚目となると好みが反映された投票になりますので割れますね。ここがベスト企画の面白いところでしょうか。
クリス・コナーは一度も聴いておりませんが、正直言ってこのお姿は見なくてよかったですね。私の中のクリスはアトランティックで止まっております。
ダイアナ・ロスを聴かれたのが「ビリー・ホリデイ物語」ということは、「シュープリームス」時代をご存知ないのでしょうか。「スプリームス」と発音する世代よりも若い世代ですね。
ニューポートからジャズフェスという短絡な発想でネタを思いつきましたが、素直に名演に結びつかないのがこの捻くれたブログです。予習は全く役に立ちません。(笑)
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映画 Lady Sings the Blues (1972)
http://www.youtube.com/watch?v=FjODPpMVrjY
***ビリー・ホリディにナリキリシリーズ****
Diana Ross 1977 ライブ
http://www.youtube.com/watch?v=maMUp_r55vk
Carmen McRae 1979 ライブ
http://www.youtube.com/watch?v=9DeY-5aahcA
Jill Scott with Chris Botti 2005 ライブ
http://www.youtube.com/watch?v=yIz2yhkql8g
Dee Dee Bridgewater 7分12秒から 2011 ライブ (Eleanora Fagan 1915-1959: To Billie With Love From)
(髪がないから、くちなしの花は無し)
http://www.youtube.com/watch?v=L-dN1EvgEC4
*** 音源確認用 ****
ジゼル。マッケンジーの娘さん
Gigi MacKenzie 2006 ギター弾き語り(2006, Skylark)
http://www.youtube.com/watch?v=wWZmISu7dmY&feature=relmfu
Gladys Knight 静止画 (2006, Before Me)
http://www.youtube.com/watch?v=KL2IoDnyGEY
Rosemary Clooney 静止画(1978, Here's to My Lady)
http://www.youtube.com/watch?v=VPImmQ2U2_w
Karrin Allyson 静止画 (1995、Azure-Te)
http://www.youtube.com/watch?v=jZ5K7rhITs8
Monica Borrfors 静止画 (2004年, Remembering Billie)
http://www.youtube.com/watch?v=hbLy3H8hK9Q
Laura Fygi 静止画 (1991, Introducing with Toots Thielemans)
http://www.youtube.com/watch?v=twh-xbpIouo
Natalie Cole 静止画 (1976, Natalie)
http://www.youtube.com/watch?v=xR-pUdZnro8
Chris Connor
静止画
http://www.youtube.com/watch?v=nWFGYn0N1QI
ライブ 1995
http://www.youtube.com/watch?v=7ELRqR4BWQM&feature=relmfu
*** おまけ ****
Tony Bennett & Sheryl Crow duet 2001 ライブ
http://www.youtube.com/watch?v=BAeA2aBHrCs&feature=related
Renee Olstead ライブ (天才少女も大人になれば唯の人)
http://www.youtube.com/watch?v=PzYinYIIdAg
悪しからず。
さんざん迷ったあげく・・・。
1. エラ/ New Port Jazz Festival at Carnegie Hall
2. ロレツ・アレキサンドリア
と、ここまではSHINさんと同じなのですが、
3. オードリー・モリス
となりました。
クリス・コナーもこの中に入れたいぐらいです。
で、何かYouTubeにないかと見てみましたら、こんなものがありました。
<Chris Connor - Good Morning Heartache>
http://www.youtube.com/watch?v=FtFarcqbHvc
上のライヴ、聴きに行ってました(笑)
SHINさんが挙げておられるダイアナ・ロスもロージーと同時ぐらいに浮かびましたが、やっぱり今回はこんな感じで。
実は、ダイアナ・ロスの歌を初めて聴いたのは、映画「ビリー・ホリデイ物語」でした。
ビリー・ホリデイの歌は既に聴いていましたが、ダイアナ・ロスの歌は、それまで聴いたことがありませんでした。
いい映画ですね。
>ニューポートといえばそろそろジャズフェスの時期ですね。来週あたり話題にしましょう。
次回に向かって、予習しないと!
この曲は歌詞が陰気なうえ、ビリーの持ち歌ということもあり暗い曲の代表になっているようですが、46年のデッカ盤にしても56年のヴァーヴ盤にしても暗さはあまり感じられません。ビリーは歌詞とメロディを楽しんでいるように思います。人生の暗を見たすえの悟りなのかもしれませんね。
モニカ・ボーフォスのビリー作品集は、azumino さんも挙げておられましたので聴きなおそうと今まで探しましたが見つかりませんでした。頭の中はジャケのように渦巻いております。(笑)
「SOUTH」はレコードで持っておりますが、CDで再発されたこの機会に類稀なシンガーを聴いてほしいですね。
>ロージーも良いのだが、ロージーの持つ雰囲気とこの歌の暗さがアンマッチではと思う次第。
確かにロージー、暗い歌はあまり似合いませんね。
ロージーのコール・ポーター集は評価が高いし、
僕も大好きなんですが、言われてみれば
明るい曲中心の選曲(そもそも、ポーターの曲で
あんまり暗いのがない)が成功の一因のような気がします。
昨夜、モニカ・ボーフォスとヘレン・グレイコを
聴いてみましたが、どちらも悪くないですね。
もともと、ホイホイのコンテストで舞台に登場する時から転んで大笑い、でも歌うと凄い・・という人ですから、飴舐めて歌ったり、ビールのラッパ飲みくらい朝飯前ですね。
行儀の悪さも天下一品でした。
昨日「SOUTH」がCDで再発されましたね!
ダイアナ・ロスを忘れているわけではありませんよ。申し分ない内容ですが不思議とここまで何方からも挙がりませんでした。ルース・ブラウン同様、ジャズシンガーではありませんので外すのかもしれません。
「ビリー・ホリデイ物語」は封切当時、何度も観たせいか、しばらくの間ビリーというとダイアナ・ロスの顔と歌を条件反射で思い出しました。
ウィロー・ウィープやラッシュ・ライフと並んで、この曲もバラードの難曲ですので下手なオネェチャンでは無理でしょうね。日本でこの曲の味を出せるのは安田南だけかもしれません。歌っている最中に飴を舐めたり、煙草片手にビールをラッパ飲みしても歌になるから大したものです。
ビリーの持ち歌ですが、美しいバラードですので多くのシンガーが歌いたくなるのでしょう。
ロレツに次いでルース・ブラウンが挙がりましたか。うめくような泣くような歌い方は、いかにもブルース歌手という感じがしますが、表現力の豊かさは女王の名に恥じないものです。グラミー賞を受賞したアルバムだけの内容です。
スペルの訂正をありがとうございます。私は飲み過ぎると間違いすら気付きません。(笑)
エラ、ロージー、そして安田南がきましたか。日本のビリー・ホリデイと言われただけあり上手いですね。ライブがデビューアルバムという大胆さですが、彼女にしてみればこれが納得の形なのでしょう。山本剛のバックもいいですね。
インストも多くの録音がありますので、いつか話題にしましょう。
実は本日7月11日にCDで再発される、この中にも
「Good Morining Heartache」が収録されている、歌手といい、歌っている場所といい最高!
今はなきロブロイ・・良かったねぇ・・・
ダイアナ・ロスですよ、「ビリー・ホリデイ物語」でのレディの役、実に見事、加えて歌が吹き替えなしで、全部ダイアナが歌っていた。
特に映画の中では何度も主題歌の様に使われていたのが、Good Morining Heartacheで、ダイアナの表現力が素晴らしかった。
このサウンドトラック版LPがジャケットを含めてなかなかの出来栄えだ。
この作品を外すようではイカン!
と言うわけで・・・。
1、Ella Fitzgerald / Newport Jazz Festival Live At Carnegie Hall (Columbia)
2、Lorez Alexandria / Early In The Morning (Argo)
3、ダイアナ・ロス/サウンドトラック版(ビリー・ホリデイ物語)
ということで決定だな。
ロージーも良いのだが、ロージーの持つ雰囲気とこの歌の暗さがアンマッチではと思う次第。
私が世の為人のためと忙しく駆け回っているうちに、暇人集団が勝手に決めるとは何事だ!
実はこの間、ある東京のジャズクラブで自称ジャズヴォーカルの歌の下手なオネェチャンが歌ったわけですよ、思わず、店中が重苦しい空気に包まれて、歌の意味からの暗さではない、下手が歌うことは世の為にならないという見本みたいなもの・・もう公害モノでした・・・。
今、外は32度・・・・苦しい!
今日も飲み過ぎました。指先までボケています。
アルバム名は、正しくは「Blues On Broadway」です。
Braodway を訂正して Broadway でお願いします。
ちょっと恥ずかしいでが、訂正しないと(笑)
若干マイナーではありますが、結構多くの人が歌っていますね。ロレツ・アレキサンドリアを思いつきましたが、ミス・リズムことRuth Brownが「Blues on Braodway」の中で「Good Morning Heartake」を歌っています。もちろん、ブルーズ色が強いのですが、伴奏もベテランジャズメンが揃っていますし、挙げてみます。グラミー賞受賞作です。
①Lorez Alexandria / Early In The Morning (Argo)
②Ruth Brown / Blues on Braodway (Fantasy)
①と②は順位を変えてもいいですが、ロレスも捨てがたいので。オードリー・モリスやモニカ・ボーフォース、ヘレン・グレイコのものも持ってはいますが、すぐに聴けないので、今週は上記2枚で。
決まりました。
Newport Jazz Festival Live At Carnegie Hall/Ella Fitzgerald
Tribute To Billie Holiday/Rosemary Clooney
South/安田南
インストならFor Lady/Webster Youngを挙げたいです。
トップにロレツ、私とトップが重なるのは久しぶりではないでしょうか。
そして、メアリー・コクランのビリー・ホリディ集がきましたね。これもいいなぁ。多くのホリディ集がありますが、これはベストにランクされるかもしれません。
オードリー・モリスのオリジナル盤は恐ろしい値が付いておりますが、今はCDで気軽に名唱を聴けるのはいいことです。
ジャネット・ブレアもありましたね。マクレイ風なメタリックに聴こえるところもありますが、それほど引き込むものはありません。この1枚しかないわけが分かる内容でした。某ジャズ喫茶店主が持ち上げると内容が半減するのよねぇ。(笑)
トップに目力のある「ビストロ・バラッズ」がきましたか。これは私も迷ったのですが、記事で取り上げたこともあり敢えて外しました。ストリングスをバックに映えるバラードですが、ピアノだけでしんみりと歌うのも絵になりますね。
中本マリの「リトル・ガール・ブルー」がありましたか。レコードで持っておりますが、久しく聴いておりません。聴き直してみましょう。10年程前、地方のライブでしたが、中本マリを聴きました。かわいそうなくらいガラガラでした。彼女もそれに触れて寂しそうでしたが、歌は全力でした。素晴らしいシンガーです。
エラのライブは定評がありますが、このカーネギーも素晴らしいですね。ニューポートという大舞台ですので特に張り切ったのかもしれません。ニューポートといえばそろそろジャズフェスの時期ですね。来週あたり話題にしましょう。週初めにネタが見つかりました。(笑)
クリス・コナー、ロージー、ロレツ・アレキサンドリア、それぞれに特徴があり悩めるベストです。
「お行儀の悪いビリー・ホリデイ」と言ったのは瀬川昌久氏ですが、今はビリーにたとえられるシンガーも、不良少女もいなくなったのは残念です。
一に、ロレツ。
二に、メアリー・コクランのビリー・ホリディ集。
三は、迷いましたが、オードリー・モリスで。
次点にクリスの、Lover Come Back To Meを。
昨夜はジャネット・ブレアを聴いてみたんですが、
まあ悪くないけど、寺島さんが持ち上げるほどには
いいと感じず。
奇しくも、ロレツ、コクランとこのジャネット・ブレアは
お題の曲と、これも以前話題になったDon't Explainを
同じアルバムの中で取り上げているんですが、
前2者と比べると、やはり味わいの深みが違うのよね。
さて、今回は2枚選びました。
オードリー・モリス「ビストロ・バラッズ」(X)
中本マリ「リトル・ガール・ブルー」(TBM)
よろしくお願いします。
この曲は、つい数日前の雨降りの日、某所に、YouTubeにあがっているものを貼り付けようとした曲です^^
エラは本当に素晴らしいですね。聴き入ってしまいます。
あと、クリス・コナー、ロージーに一票かな。
クリス・コナーのも随分と聴きました。
この曲自体、とっても好きです。
今回もいい歌手のいい曲を選んで下さり、ありがとうございます!
そうか、安田南もありましたね。
店で聴きなおしてみます。
オードリーはベツレヘム盤も持っておりますが、こちらのほうがジャケ、内容とも良いですね。ワインを傾けながら深夜に聴くとグッときます。
クリス・コナーは挙げられた2枚で歌っておりますが、やはり歳を召してからのほうが説得力があります。
お得意の収録トラック分析ですね。確かに頭や〆には入っていないようです。中ほどで息を抜くバラードとして最適なのかもしれません。
「悲しみよこんにちは」は私も観ました。セバーグは可愛らしかったですね。映像なのでリアルさが増すこともあるのでしょうが、原作よりも映画のほうが残酷度が強いようです。アメリカ映画ですので、これがフランス製作だとまた違っていたでしょう。
ビリーの得意曲ですので当然ビリーの印象が強いのですが、曲の美しさもあり多くのシンガーが手がけているようです。
エラはさすがに上手いもんです。拍手が凄いですね。
Sad Cafe よりも、約20年後の
Lover Come Back To Me のほうが、しっくり来ますね。
この曲は、バックはバンドよりコンボがいい。
あと、曲順傾向では割と
アルバム中ほどに収録されてるケースが多くないですか?
他、手持ちはグレイコ、モニカ・ボーフォス、
ジャネット・ブレア、エラがありました。
ロージーは持ってるはずなんですが、何処にあるか不明~_~;
「悲しみよこんにちは」の映画は、昔DVDを借りて
観た記憶があります。
娘役がジーン・セバーグ、父親の恋人役が
デボラ・カーでしたっけ?
観終わって、消化不良のような、何とも言えぬ
もやもやした印象が残ったのを覚えています。
まだ手持ち全部調べてませんが、
ロレツとメアリー・コクランが出色だったような記憶です。
クリス・コナーは、確か複数ヴァージョンあったような・・・。
オードリーのビストロ・バラッズ、いいですね!
私も大好きです。
Bethlehem のThe Voice of ~より、こっちが好み。
深夜にひそやかな音量で聴きたいヴォーカル。
この曲は、ビリーの印象が物凄く強いです。
後で聴いてみます。
エラに一票です。
後の2枚は、悩みそうです。
管理人 Good Morning Heartache Vocal Best 3
Lorez Alexandria / Early In The Morning (Argo)
Rosemary Clooney / Tribute To Billie Holiday (Concord Jazz)
Ella Fitzgerald / Newport Jazz Festival Live At Carnegie Hall (Columbia)
他にもダイアナ・ロスをはじめクリス・コナー、ディーディー・ブリッジウォーター、ヘレン・メリル、ヘレン・グレコ、ローラ・フィジー、日本では「お行儀の悪いビリー・ホリデイ」と言われた安田南等々、多くのヴァージョンがあります。
今週も皆様のコメントをお待ちしております。
Billie Holiday-Good Morning Heartache (Live)
http://www.youtube.com/watch?v=RvDZOX9IdKs