2024/4/1
イスラエル空軍に在籍経験があり、今は日本で家具を作っているイスラエル人が著者。情報量が多い。
最初に文章内でちゃんと右派と左派を定義しているところが信頼できる。
政治の話題で使われる「右」や「左」は、人によって意味が全然違うので、言葉としての機能を失ってることが多い。
本書では言葉を尽くして抑止力としての武装を否定している。キリがないという。
アメリカの銃規制みたいだなと思う。
自分自身、現時点で日本の非武装化は現実的ではないと思うけど、とりあえず理想を掲げて、そこに近づこうとすることは大事。
今は逆行しているのが残念。現実に敗北している。
一方で対パレスチナに関するイスラエル人の考え方、気持ちはわかる。肯定はできないけど、身近に同じような国があったから。
イヤなことは山ほどあるけど、パレスチナ人が生活していた痕跡すら徹底的に消すという活動がおぞましい。
アーカイブ精神の真逆。