2024/4/16
望遠鏡で隣の建物の情事を覗き見していた若い男トメクは、覗きの対象の女性マグダと仲良くなるが、性行為がうまくいかなくて自殺未遂する話。
解説文の(彼の視姦は性的なものではなく)「むしろ純粋な愛の対象を見守るまなざしとしてのみ心に残る」と自分の印象が全然一致しなくて困る。
彼女に会いたいがために、郵便局員が為替関連の書面を偽造するのもやりすぎに思える。好きな人をクレーマーに仕立てたのも陰湿すぎる。
1988年のポーランドならOKなんだろうか。
女性がそれに対して寛容すぎるのも変な誤解を招きそうだし、あげく手首を切って自殺未遂なんてただひたすら面倒くさい。
性交渉うまくいかなくて落ち込むのはよく聞く話ではあるし、映画の主人公が全員善人である必要はないけど、それにしても酷い。
ちゃんと調べない雑な局員(上司)も酷かったけど、こちらは日常にありそうな酷さ描写なので好き。