遠藤雷太のうろうろブログ
何かを観たら、とにかく400字または1000字以内で感想を書きつづるブログ。




2024/4/25

・目の見えない女性にお金持ちだと勘違いされた浮浪者のおじさんが、精神不安定な本当の金持ちに振り回されながら援助を続けようとする話。

・無声映画。大げさで記号的な浮浪者の動きと、ほとんど存在しているだけの女性の組み合わせがぴったりあっている。

・お酒で記憶を無くすというところまでは理解できるけど、再び酒を飲むと過去の泥酔時の記憶がよみがえるというのは、どういう理屈なんだろう。

・こちらが先なんだけどどうしてもドリフを思い出す。

・上目づかいで愛想笑いしてるところは手塚治虫マンガも思い出す。

・どちらも、アンド検索したらたくさん記事が出てきたので、一般常識の範囲らしい。

・唐突に始まったボクシングのシーンは、過去作のアレンジとのこと。

・その過去作『拳闘』のシーンが特典映像に入っている。見てみるとそちらの方がはるかに激しくて面白い。

・そのままDDTプロレスで試合していても違和感がない。ロープに沿ってくるくる回ってコーナーに戻る動き、もう誰かやってそう。

・ただ、今回の話には合わないので、あえて滑稽さを抑えて、哀愁あふれる感じにしたっぽい。だったらボクシングのシーンじゃなくてもいいような気はするけど。審判、下手すぎ。

・出所して、子供にバカにされる浮浪者がかわいそう。ぼろっぼろのかっこうで、なけなしの意地で叱ろうとしているのがみじめさを強調している。

・最後の浮浪者、「えっ、チャップリンってそういう自然な表情もできるんだ」という意外性がよかった。

・特典映像で、主演のチャップリンと相手役のヴァージニア・チェリルの仲が悪かったという話。美容院の予約があるので撮影を早退して一回クビになったらしい。

・チャップリンは彼女のことをアマチュアだと冷淡に接していたようだしニワタマな話ではある。

・特典映像の木の端と戯れているシーン、本編ではカットされているけど、とてもたのしい。

・特にウィンドウ越しに男とやりとりしているところ。結局どんなアドバイスしているのか全くわからないところも含めてよかった。

 

 



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