ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

演劇教育とドラマ教育と「学びの即興劇」

2008-01-13 21:28:00 | 日記・エッセイ・コラム

演劇教育とドラマ教育は同じなのか、違うのか。

広辞苑第五版では、ドラマは「①演劇。劇。芝居。②戯曲。脚本。③劇的な出来事。」となっています。どうも、これでは私の実感とは合わない。

そこで仮にドラマを「身体や言語を使った劇的表現」としましょう。演劇教育とドラマ教育は区別します。つまり、観客に見てもらうために上演するシアター(としての劇)と、自分自身や他者への気づきのために演じるドラマ(としての劇)を含めて、演劇と捉えるのです。演劇教育には、ドラマ教育とシアター教育が含まれるのです。

これまで、演劇教育というと、日本ではシアター教育であったように思います。
私の実践「学びの即興劇」http://www.drama-ee.net/はドラマ教育です。

コミュニケーションの手段として、話し合うがごとく、即興劇を演じてみる。

「私はこう思うよ」「いや、こうじゃない?」「じゃあそれ、どう違うのかちょっと身体を動かして、やってみようよ」
「今日は○○さんの誕生日」「じゃあ、即興の劇を演じてプレゼントしよう」
「同窓会。ひさしぶり~!」「『最近の私』をポーズで表現してみようか」

そんなノリで日常的にドラマが使えたら。

「即興劇」は一種の遊び。遊びでありなら遊びを越えたもの。私はドラマを、そんな「即興劇」を含めた劇的表現と捉えていてます。

だから、演劇や心理の専門家の領域ではなく、誰もが使えるものとして、学校教育に取り入れて欲しいのです。

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