1月18日。立命館大学でのすべての授業が終了しました。
11月5日づけのブログで、ディスカッションがうまくいかないと悩んでいましたが
学生たちがプレゼンしたり、授業をしたりするようになって、俄然変わりました。
以下、ざっと授業の感じ。
1回目:環境教育論とは
授業のガイダンス 資料:ESD Youtube「MAN」
宿題:MANを視聴し、ワークシートを書いてくることと、どういう環境教育をしたいかを考えてくる
2回目:トンボ池のアクティビティその1
MANのふりかえりとそのメッセージ(動物倫理、食物連鎖など、人類の未来はいかに?などが話題に) 「ロジスティック曲線」の話(現在は人口の増加期と安定平衡状態の過渡期) トンボ池のアクティビティその1
3回目:トンボ池のアクティビティその2
トンボ池のアクティビティその2(点限汚染と非点限汚染、二つの町をつなげると?環境問題は世界中繋がっている) 原発事故について
宿題:①自分の授業について考えてくること。②環境今日問題に関するトピックを取り上げ、調べてくること。③大飯原発裁判判決要旨を読んでくること。
4回目:原発差し止め裁判判決文を読む
大飯原発運転差止請求事件判決要旨と川内原発稼働等差止仮処分申立事件判決要旨を読み比べ
環境問題は社会問題であり、経済や政治の問題である
5回目:SDGsと10年後の日本
SDGsのワークシートを用いて、10年後の日本の未来予想
6回目:ひろきとなっちゃんのプレゼン
ひろき:公害
・公害とは
・心理的公害を生まないために
なっちゃん:ゴミ問題
・スリランカ、ドイツ、スウェーデンのゴミ事情
・「発展途上国と先進国が足並みそろえて取り組めるか」
7回目:ひろしのプレゼン
ひろし:中国の経済成長と環境問題
・経済成長と環境問題は相いれるのか
8回目:シェアリング・ネイチャー 岩倉山フィールドワーク
岩倉山散策 葉っぱちゃん、集まれ 音いくつ カモフラージュ 森の美術館
宿題:森の美術館の写真をmanabaにあげる
9回目:ひろきの授業「環境保全と循環型社会」
・公害とは ・日本の公害 ・公害に対する法整備 ・公害・環境対策の4原則 ・循環型社会
問「太陽光発電が果たしてエコなのか」
10回目:各自授業準備とレポート準備
11回目:なっちゃんの授業「海洋汚染、私にできること」
・「The Ocean Cleanup」の動画を見る
・ロールプレイ:いろいろな人物になって、海洋のゴミ問題で何ができるか考える
12回目:ひろしの授業:砂漠化
・地理とからめて気候帯 ・砂漠化の原因 ・砂漠化の弊害
・ロールプレイ「砂漠化を防ぐために何ができるか」
13回目:食生活から考える環境教育
・食品表示の教材化を考える 三種のカップ麺の表示からわかること
14回目:ローカルとグローバル
・里山資本主義
地方がその地方にあるものを活用し、新しい人材を取り入れて、人口増加に成功している例の紹介
・K町についてのロールプレイ K町活性化のコーディネーター・K町住民・K町に移住を考えている人
15回目:授業のふりかえりとまとめ
・ムヒカ大統領の演説:グローバリズムと消費社会
・環境教育とは:キーワードを考える
・授業のふりかえり
受講生3人。教員にならない人たちばかり。
授業が成り立つのか心配でしたが、理由のない欠席がまったくありませんでした。
授業を重ねるにしたがって受け身から主体的になってきたという感じが顕著でした。
アクティビティをすれば主体的になれるというものでもないということを実感しました。
自分がいなければ授業が成り立たないという意識が大事なのではないかと思います。
3人しかいないのに、活発な話し合いでした。
最後の授業。「欠席が心配だった」という話をしたら、「少ないので休めない」と言っていました。「自分はほとんど授業には出ないタイプなんだけれど」と。
自分の授業を横に置くと、里山資本主義の話やトンボ池のアクティビティが印象的だったと。
最後に環境教育のキーワードを出し合ってディスカッションしましたが、
「ローカルとグローバル」「経済発展」「バランス」「身近」「格差(経済格差、世代間格差)」「健康」などが出されました。ここでの「身近」は当事者性のことをさしています。「経済発展」は物質的に豊かになることで、物質は自然から原材料を得ているので環境破壊につながるというその関係のことだそうです。
最後は、授業をふりかえり未来社会の予測などをしながら終了しました。
最初にMANを持ってきたことで環境教育に焦点が当たりましたが、まあ環境教育論なので環境教育には焦点が当たるのはあたりまえなのですが、
私の反省としては、全体をSDGsと結びつけて構成すればよかったと思っています。
そのためには、出だしを「MAN」ではなく、SDGs関連の動画にしたほうがよかったなあ、と。
反省しても、次の授業はないのですが。
人数は少なかったですが、充実感をもって授業を終えることができました。
みなさん、ありがとう。
11月5日づけのブログで、ディスカッションがうまくいかないと悩んでいましたが
学生たちがプレゼンしたり、授業をしたりするようになって、俄然変わりました。
以下、ざっと授業の感じ。
1回目:環境教育論とは
授業のガイダンス 資料:ESD Youtube「MAN」
宿題:MANを視聴し、ワークシートを書いてくることと、どういう環境教育をしたいかを考えてくる
2回目:トンボ池のアクティビティその1
MANのふりかえりとそのメッセージ(動物倫理、食物連鎖など、人類の未来はいかに?などが話題に) 「ロジスティック曲線」の話(現在は人口の増加期と安定平衡状態の過渡期) トンボ池のアクティビティその1
3回目:トンボ池のアクティビティその2
トンボ池のアクティビティその2(点限汚染と非点限汚染、二つの町をつなげると?環境問題は世界中繋がっている) 原発事故について
宿題:①自分の授業について考えてくること。②環境今日問題に関するトピックを取り上げ、調べてくること。③大飯原発裁判判決要旨を読んでくること。
4回目:原発差し止め裁判判決文を読む
大飯原発運転差止請求事件判決要旨と川内原発稼働等差止仮処分申立事件判決要旨を読み比べ
環境問題は社会問題であり、経済や政治の問題である
5回目:SDGsと10年後の日本
SDGsのワークシートを用いて、10年後の日本の未来予想
6回目:ひろきとなっちゃんのプレゼン
ひろき:公害
・公害とは
・心理的公害を生まないために
なっちゃん:ゴミ問題
・スリランカ、ドイツ、スウェーデンのゴミ事情
・「発展途上国と先進国が足並みそろえて取り組めるか」
7回目:ひろしのプレゼン
ひろし:中国の経済成長と環境問題
・経済成長と環境問題は相いれるのか
8回目:シェアリング・ネイチャー 岩倉山フィールドワーク
岩倉山散策 葉っぱちゃん、集まれ 音いくつ カモフラージュ 森の美術館
宿題:森の美術館の写真をmanabaにあげる
9回目:ひろきの授業「環境保全と循環型社会」
・公害とは ・日本の公害 ・公害に対する法整備 ・公害・環境対策の4原則 ・循環型社会
問「太陽光発電が果たしてエコなのか」
10回目:各自授業準備とレポート準備
11回目:なっちゃんの授業「海洋汚染、私にできること」
・「The Ocean Cleanup」の動画を見る
・ロールプレイ:いろいろな人物になって、海洋のゴミ問題で何ができるか考える
12回目:ひろしの授業:砂漠化
・地理とからめて気候帯 ・砂漠化の原因 ・砂漠化の弊害
・ロールプレイ「砂漠化を防ぐために何ができるか」
13回目:食生活から考える環境教育
・食品表示の教材化を考える 三種のカップ麺の表示からわかること
14回目:ローカルとグローバル
・里山資本主義
地方がその地方にあるものを活用し、新しい人材を取り入れて、人口増加に成功している例の紹介
・K町についてのロールプレイ K町活性化のコーディネーター・K町住民・K町に移住を考えている人
15回目:授業のふりかえりとまとめ
・ムヒカ大統領の演説:グローバリズムと消費社会
・環境教育とは:キーワードを考える
・授業のふりかえり
受講生3人。教員にならない人たちばかり。
授業が成り立つのか心配でしたが、理由のない欠席がまったくありませんでした。
授業を重ねるにしたがって受け身から主体的になってきたという感じが顕著でした。
アクティビティをすれば主体的になれるというものでもないということを実感しました。
自分がいなければ授業が成り立たないという意識が大事なのではないかと思います。
3人しかいないのに、活発な話し合いでした。
最後の授業。「欠席が心配だった」という話をしたら、「少ないので休めない」と言っていました。「自分はほとんど授業には出ないタイプなんだけれど」と。
自分の授業を横に置くと、里山資本主義の話やトンボ池のアクティビティが印象的だったと。
最後に環境教育のキーワードを出し合ってディスカッションしましたが、
「ローカルとグローバル」「経済発展」「バランス」「身近」「格差(経済格差、世代間格差)」「健康」などが出されました。ここでの「身近」は当事者性のことをさしています。「経済発展」は物質的に豊かになることで、物質は自然から原材料を得ているので環境破壊につながるというその関係のことだそうです。
最後は、授業をふりかえり未来社会の予測などをしながら終了しました。
最初にMANを持ってきたことで環境教育に焦点が当たりましたが、まあ環境教育論なので環境教育には焦点が当たるのはあたりまえなのですが、
私の反省としては、全体をSDGsと結びつけて構成すればよかったと思っています。
そのためには、出だしを「MAN」ではなく、SDGs関連の動画にしたほうがよかったなあ、と。
反省しても、次の授業はないのですが。
人数は少なかったですが、充実感をもって授業を終えることができました。
みなさん、ありがとう。
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