もともとは、私の退職の合わせて今年の3月に発行予定だったけれど、諸事情で8月発行に延期したものが、12月になってようやく出版できました。
この間の環境の変化と意識の変化が大きく、本づくりに意識が集中できず、
これまでの本づくりの中で一番難産でした。
もっと良いものにできるのでは?という気はあるのに…。
けれど、本を出すということは、多かれ少なかれそういう面があって
世の中、どんどん変わる中で、その時点で「エイヤッ!!」と出さないと
いつまでたっても出せない。
いざ完成して手に取ると、
まりこさんや編集者の水野さんと一緒に、
とても良いものを作り上げてきたという感慨がしみじみ。
愛おしい。
この本は、津田塾大学で教員と教員をめざす学生を対象に実施したワークショップが基本です。
そのワークショップの振り返りを、元小学校の教員で今はインプロで活躍しているすぅさんと
現役のばりばりの小学校教員キューピーが書いてくれています。
それに、まりこさんと私の教育へのこだわりと、ふたりのプロジェクトの歩みを加えました。
日々、子どもと向き合って奮闘してる先生方にとって
「そもそもなんのために教育をしているのだろう」
「どういう子を育てたいのか」
「そのためにどういう方法があるのか」
そんなことのヒントになればいいなと思って書きました。
本が読まれない今日。
ただ出したいからということで本を書くのではなく
本当に読んでもらいたいことを、
読んでもらえるように工夫しながら書くことはとても大切ではないかと思っています。
聡子さんが表紙の絵を描いてくれて、今までにない味わいの本に仕上がっています。
絵にひかれて手に取ってくれるひともいるのでは。
立命館大学で縁があり、その後教員になっていった卒業生たちが読んでくれれば
こんなに嬉しいことはない。
彼らにどうやって届ければよいのかな?
晩成書房の本は、usedでないかぎり、アマゾンでは買えません。
でもインターネット上に、オンライン書店はたくさんあるので、そちらでお求めください。
また、晩成書房に直接注文いただくこともできます。
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