今、私の最後の著作になるであろう本を校正中。
『〈トム・ソーヤ〉を遊ぶ―楽しく創造的な学びをめざして―』というタイトルを予定。
真理子先生と一緒にやってきた7年間のプロジェクトの総決算。
実は、2018年度末、すなわち今年2019年3月に出版の予定だった。
私の退職を記念して。
ところが大学の出版助成を受けることになり、発行は2019年度ということに。
そうなると、なぜかガクッと作成スピードが落ちた。
「なぜか」と書いたけれど、理由ははっきりしている。
まずは出版社の事情。
そして大学教員は忙しすぎる。
特に真理子さんの忙しさは半端じゃない。
となると、目の前のもの優先で、締め切りが遠いものはどうしても後回しになってしまう。
ということで、原稿は昨年度中に書いたけれど、校正は今年度になってから始まった。
ところが、私の意欲が湧かない。
この本の先の私の未来が見えない。
というか、私自身がこの本の先の未来を描こうとしていない。
それとは関係のないところで生きていこうとしている自分に気づく。
となると、別のことが気にかかり、この本に取り組むのにえらいエネルギーを必要とする。
しんどい。
退職を境に、これほど急激に自分の意識が変わるとは!
過去の後始末は、エネルギーがいるのだ。
前へ進むエネルギーとは違って、絞り出すようなエネルギーが。
漸く乗ってきたところで、また次の校正まで長い時間が空くとエネルギーダウン。
これを良い本にしたいという思いはある。
だから、なんとか頑張る!
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