ドラマのとびら

即興の劇や身体表現で学ぶ、教える、浮き沈みの日々とその後

『教育におけるドラマ技法の探究』

2014-04-17 14:58:07 | 本・論文・雑誌

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またまた、本のお知らせです。
このごろ、本を読む人が少ないのですが・・・。
形のあるものに残すことは大事なことではないかと思うのです。

この本は、「学びの体系化にむけて」という副題がついています。
獲得型教育研究会のこれまでの総集編+異文化間教育学会でのシンポジウムとプレセミナーで実施されたワークショップが記載されています。

私は吉田真理子先生と一緒に「ドラマを通して考えるハックルベリー・フィンの冒険」について書かせてもらいました。

ワークショップ計画の過程が、とても楽しいものでした。ぜひ、書いて残したいとふたりで相談していました。
論文の構成も、時間をかけて二人で話し合い、それぞれが得意な項目を分担。

ところが、初稿を獲得研の例会で検討した時、長いということもさることながら、私と吉田先生の文章の違いがクッキリハッキリしていて、「カレーとお寿司を交互に食べさせられる感じ」と手厳しくも適格な批評。私たちとしては、パイとクリームの絶妙な取り合わせのミルフィーユと思っていたのに・・・。

それからまた、書き直し。その過程でも、吉田先生とたくさん話しました。おかげで、文系の論文を書くということについてずいぶん学びました。

ワークショップにしても論文にしても、主と副でなく、対等にふたりで取り組むというのはけっこう珍しいケースではないでしょうか。
どんな論文に仕上がったのか、読んでみてください。

明石書店から。税込2700円。

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