年末にDVDで観た。
昨年見た映画の中でも特筆すべき作品だったので、記録しておきたい。
以下、映画com.より
「ひまわり」「夜のカフェテラス」などで知られる印象派の巨匠フィンセント・ファン・ゴッホの死の謎を、全編油絵風のアニメーションで描き、解き明かしていく異色のサスペンスドラマ。郵便配達人ジョゼフ・ルーランの息子アルマンは、父の友人で自殺した画家のゴッホが弟テオに宛てた手紙を託される。テオに手紙を渡すためパリへと向かったアルマンは、その過程でなぜゴッホは自殺したのか、その疑問が募っていくが……。俳優が演じた実写映像をもとに約6万5000枚におよぶ油絵が描かれ、アニメーション化するという手法で作られた。出演した俳優はダグラス・ブース、ヘレン・マックロリー、シアーシャ・ローナン、エイダン・ターナーら。
2017年製作/96分/G/イギリス・ポーランド合作
原題:Loving Vincent
配給:パルコ
劇場公開日:2017年11月3日
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昨年は文化座の『炎の人』を観た。若い俳優たちが熱演しているのに、古さを感じてしまった。それに触発されて、DVDで滝沢修がゴッホを演じた『炎の人』も観た。この時の滝沢修は70歳ぐらいになっていたはずだが、年を感じさせなかった。脚本を書いた三好十郎は、ゴッホ像を見事に作りだしていたが、最後のナレーションはやはり当時のもので、現代ではしっくりこない気がした。
『ゴッホ 最期の手紙』は、ゴッホの死の真相を探るというストーリーと、ゴッホの絵のようなアニメが絡み合って、ゴッホを堪能した。
ゴッホの年だった。
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