徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

「師走」の語源って・・・・

2007年12月01日 10時08分01秒 | 今日は、何の日

今年も1ヶ月を残すのみとなりました。
今年は、「疑惑」と「改ざん」の歳であったようです。
そして、TVでは、その度にみんなで謝れば怖くない「お詫び」報道が幾たび見たことでしょう。

「師走」の語源にも諸説があるようです。
一般的には、師匠の僧がお経をあげるために東西を馳せる月と解釈され「師馳せる」と書いて「師走」の当て字をしたとされています。
この説は、平安末期の「色葉字類抄」という書物に記載されているそうです。

別の説では、
「年が果てる」意味の「年果つ(としはつ)」が変化したものという説。
「四季の果てる月」を意味する「四極(しはつ)」からとする説。
「一年の最後に為し終える」を意味する「為果つ(しはつ)」からとする説。
などなどです。

 
   今日の絵は、近所を散歩していて出会った「お社」です。 F6号

では、師走の「師」とは、僧侶の他に、「先生」「師匠」などと解釈されていますが、本来の持つ意味とは・・・・
広辞苑を引くと
① 学問や芸能を教える人
② 僧侶・伝道者など宗教上の指導者
③ 専門の技術を職業とする者「医師」美容師」など
④ 古代中国の軍制で旅(旅団)の5倍の2500人の称(師団)
⑤ 軍隊。戦のこと

従って、「師」は、一般的に「先生」と称されているようですが、これは本来は間違いのようです。
「先生」とは、中国では男子の敬称だそうです。
かの議員さんも、「先生」と呼ぶのは単なる敬称に過ぎず、「師」とは異なるようです。
でも女性の議員さんも「先生」と呼ぶのは、この意味からしておかしいのですが、まぁ硬いことは抜きにして、日本では、幅広く使われているということなのでしょう。